用があり、これまた遅くに家へ帰る

家の前にはデイサービスの車は無く

ホッとする。


そして。。。

ドアの鍵をカチャと開けると

ガチャン!?。。。


ドアチェーンが、かかっている。


嫌な予感。。。


「おかあさーーーん」


ハイ!聞こえません。


大きな声で話さないと聞こえない母(87歳)は、


一昨日、買ってあげたばかりの

ラジカセにイヤホーン付けて


気持ち良く中村美律子さんの

⭐河内おとこ節⭐

を唄っておるのです。


インターホン押しても、ドアを 叩いても


⭐河内おとこ節⭐を♪唄っておるのです。


ドアの外に閉め出された私。

まだ、雪が残る滋賀。


3番まで歌い終わった瞬間に

インターホンを連打し、


ゴラァーーー!!Σ( ̄□ ̄)!と叫びたいのを抑え


「おかあさーーーん!」


やっと気付いたおばぁ。  


ドアの隙間から


「なんばしよっと?」


それは、こっちのセリフぢゃ!

と思いつつ

私「鍵あけて」


母 ドアを閉めてカチャ!鍵を閉め         てしまう。ドアノブ、カチャカチャ。

  

  「開かんばい」


私「いや、閉めたやろ、開けて」


母 カチャ、ドア開ける。

  ガチャン!

  ドアチェーン!!

  「開かんばい!」


私「そやから、チェーンを開けて」


母「何でコレは閉まると?」


私、心の声(あなたが閉めたから)

「1回ドア閉めて開けて」


母「あんたの鍵では開からんと?」


私「いや、中からしか開けられんか   

  ら」


母「何で?」


私 心の声(あなたが閉めたから)

  「とにかくドア閉めて中から開       

  けて」


      カチャ! 

母「開いたばい!どがんしたとやろ  

  ね?」


あなたが閉めたからです

○| ̄|_