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★翻訳ワンポイントレッスン★
<今日のテーマ>:日本語にない記号―句読点を翻訳する
日本語にない句読記号の代表が、コロンとセミコロンです。
これらは、相当する日本語の句読点や構文に翻訳して示す必要
があります。
コロン(:)は、文の途中に挟んで「…すなわち~」の ように
前後の部分が実質的に等価なことを示す場合や、「…は以下の
とおりである」の意味を表して、列挙項目や箇条書きを導く場
合に使われます。一般の人には馴染みが薄いので、相当する日
本語の表現に翻訳する必要があります。技術系の日本文では、
コロンをそのまま使うこともあります。
セミコロン(;)は、コンマよりも高いレベルでの区切り記号で、
主に、長い文を2つに区切って読みやすくするためや、関連の深
い2つの文をつなぎ合わせて一体化するために使われます。セミ
コロンは、日本語の読点(、)や句点(。)に翻訳することにな
りますが、句点に訳すということは、その位置で文を切り分けて
訳すということです。必要ならば、セミコロンの前後の部分を適
当な接続表現でつなぎ、物理的前後関係や論理的因果関係を表す
ようにします。
次回は例文を使ったレクチャーを行います。