この会社を辞めた経緯と言うかきっかけを整理したい
先ず俺は、18歳で料理人を目指し名だたるホテルやレストランで修行して来た。イタリアにも単身研鑽した。そのキャリアを家庭の事情で捨て、給食サービス会社に入って15年経過した。なので外食産業15年、給食サービス15年の計30年のキャリア(経験)がある。スーシェフ、部門シェフと経て給食サービス会社に転職した時は勇気が行った。格下の給食に入るのはプライドも捨てなきゃいけないし、やり方も違う。机上の理論で仕事をする施設の栄養士にも頭を下げなければならない。高級食材から冷凍食材へ食材も変わり、安い原価で献立を作り、安価な業務へと変化した。
ただ調理と言う料理を作る概念自体、変化はないのでその事実を拠り所にし信念を持って仕事をした。華やかなレストランでもプロだったが給食でもプロになった。
ただ一度キャリアを捨てた身。給食を辞めたとして外食に戻る道は残されてはいない。当時の同僚や仲間達は、何で給食に行ったのか未だに理解していないと思うし中には逃げたと思ってるやつも居ると思う。
キャリアを捨てると言う事はこう言った事も含まれる。
自分の性格上、都合よくレストランに戻れるほど厚顔無恥ではない。一度入った道は極めないと出口を作れない。周りが認めない。
一緒に働いた仲間達の近況は、雑誌やテレビで知る。
ミシュランで掲載される店になっても安易に店に遊びに行けないし顔を出せない負い目がある。
前おきが長くなったが、給食業界に入ったら簡単に辞めずプロとして続けるつもりだった。何が楽しくて50過ぎで転職しなきゃならないのか。この先の人生を考えた時、このままじゃヤバいと思ったのも事実。
外食産業と比べ圧倒的に休めるが給与は安い。その事に目をつぶって来た。本来なら40〜50万支払はなければ帳尻が合わない仕事内容だが企業(社会)の都合の良い、便利で壊れるまで使える人(氷河期世代)を都合良く使い、上手い言葉でおだてて騙して来たのも事実。