自分の転職活動もあるが、それと並行して人の採用もやらなければならず面倒くさい。ハローワークから来る人は基本的に断れないし折り返し担当者に一報を必ず入れなければならない。事業所責任者としてやる事は多い。技能実習生の日本語試験のサポートだったり実技試験の為に本人と練習したり日々の業務以外の事が多過ぎる。

パート採用は、常に人手不足と言うか能力の低い、他で断られたであろう人も一部混ざって応募がくる。


この間も、62歳のおじさんが応募でやって来た。前職は、ファミレスの店員?とにかく履歴書みる限りでは、ファミレス、居酒屋と働いて来てるようだったが字が下手で読みづらかった。昨今、履歴書を手書きにするのはビジネス的に見づらいので個人的にNGなのだが、会社的にはOKなのでヨシとしている。このおじさんは当然PCのスキルはない。俺は、基本的にどんなに変な奴、おかしな奴でも採用している方針を取っている。来るもの拒まず去るもの追わずの精神の採用基準としている。


求人者にとっては有り難い話しだろうが世間はそんなに甘くはない。このおじさんもそんな末路を辿る事になる。



電話でアポを取り、面接日時間を決めご対面。会社説明とマイナンバーカード、守秘義務の書類にハンコを押してもらい給与の銀行口座番号を書いてもらい、健診を受けてもらう。と同時に検便の提出。入社するのに最低、2週間はかかるから逆算してシフトに組み込んで制服の注文や雑務が続く。


面接と言っても堅苦しいものではなく履歴書に対して質問しての会話方式。もう自分の中では採用だから、その流れで話しを持って行く。


じゃあ、健診受けもらって診断書とレーシートを持って来てくださいと伝えると、今、お金ないんでちょっと待ってもらえますか?とおじさん真顔


お金がないって何ですか?とオレ


今、携帯も止められちゃってと年金入るまで待ってもらえますか?



俺は内心、ヤバい奴だと思ったが、もっとヤバい奴と対峙して来てる経験があるので


笑顔で、いいですよ待ちますよと答えた。



結局、このおじさんが入社するのに1ヶ月弱かかった。


             つづく