ある心霊体験のエピソードで聞いた話し。


一軒家にひとりで住んでいたお婆ちゃん。ひとりで住んでいたので余っている部屋を賃貸で貸し出す事にしたそう。


賃貸の募集で来たのは地元の大学生。お金もないし安い賃貸を探していたので即決で入居しました。


ただお風呂、台所、トイレは共同で。部屋割で別々に住むことにはなるが、お婆ちゃんとは家に居る間はちょくちょく顔を合わせていたそう。



お婆ちゃんが作った煮物やおかずなんかをたまに御馳走になったりして共同生活を満喫していた。


お婆ちゃんはひとりで暮らしていたが交友関係は多く同世代の年寄りもたまに遊びに来ていたので孤独な年寄りではなかった。


むしろ、活発に動く人だった。


ある日、友達のおじいちゃんが家に遊びに来たそうで一軒家に間借りしてる大学生に挨拶したそう。


【おじいちゃん】


こんにちは😄 お婆ちゃんも高齢だから何かあるといけないし、何かあった時には頼むよ! と心配な感じで同じ一軒家に住む大学生の所に出向いて挨拶したそう。



【大学生】


はい。その時にはちゃんと対応します。元気なお婆ちゃんなんで大丈夫だと思いますが

と当たり障りなく答えた。



それから程なくして、お婆ちゃんがまた、おかずを多く作り過ぎたらしく、食べに来ないか?と誘ってきました。



いつもは、自分の部屋まで持って来てもらっていたので、悪いと思い、その日はお婆ちゃんの仏間でご馳走になったそう。



ご飯を食べる前に仏壇に手を合わせるお婆ちゃん。大学生も招かれていたので仏壇の前で挨拶。手を合わせ前を向いたら小さい写真の遺影に目が向いた。


なんでも数年前に亡くなった旦那さんの遺影だったが、その男性は、大学生に挨拶しに来たお婆ちゃんの友達だと名乗るおじいちゃんだった。


見た事があるおじいちゃんだったし、ちゃんと会話もしている。 大学生は、その時、怖いと言う感情は無かったそう。むしろ不思議な感覚だった。時間が経ってから貴重な体験をしたと思ったそう驚き







これって『愛』ですよね?  






故人がまだ生きてるお婆ちゃんを気遣い、心配している。

『愛』
ですよね?



おれもそんな生き方をしたかった。

明治生まれの祖父が死ぬ間際、お婆さん頼むな!と言っていたのを思い出してしまった昇天

恐らく、俺の親父も同じ事を言うだろう。




おれは、配偶者が居ないから

そのセリフを言えないワケ真顔