卒業お祝い:神様はなぜか「成長」の前に「痛み」を置いた。 | アドマン3.0=人事になりました。

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サイバーエージェントで新卒採用責任者をしています。

ご卒業を迎えた学生の皆様。おめでとうございます。

一部の卒業できなかった学生の皆様、頑張りなさい。


さて、来週1日には入社式が待っております。僕にとって初めて「自分が採用した」人材たちが入社してくる=期待と不安と希望となんちゃらが混ざり合った複雑で糞ポジティブな感情が渦巻いておりなう、でございます。


その前に。


僕と関わってくれたすべての卒業する学生に、少しだけメッセージを。と、思ってカッコつけようと思っていたんだけど、なんだかあまり良いことが思いつかないので、いつも言っていることを改めて。


仕事に就く前というのは、社会に出てからの成長曲線は、こういう直線的なものだと考えているひとが多いと思います。


僕もそう思ってました。むしろこういう直線が描ける会社を選ぶのが大事、とすら思っていました。

しかしながら、実際はだいぶ違うんですね。おそらく年功序列の強い会社ですら違うと思います。イメージとしては下記な感じ。


入社直後は学ぶことしかないので、ある程度まで伸びます。人によっては評価されることもあるでしょう。

でもなぜか必ずと言っていいほど、落ち込みます。業績やメンタル、その他もろもろ。危機的状況に陥ります。そしてそれを乗り越えると、また成長します。

そんな凸凹を繰り返しながら、仕事人は成長していくことが多いのではないか、と多くのできる人たちを見ていて思います。


筋肉痛がなければ筋肉は成長しません。なぜか神様というやつは「成長」の前に「痛み」というステップを置きやがったんですね。これはもう人間の構造的に致し方ない。

ということですので、みなさまにはこれから糞楽しいことと、糞つらいことが降りかかってくると思います。

僕は人生最高に幸せなこと、楽しかったこと、感動したことはすべて社会人になってから経験しました。そのまた逆の辛いこともしかり。

みなさんを待ち受けている社会人というやつは、改めて非常にエキサイティングです。


この度はご卒業おめでとうございました。
1日、楽しみにしております。