SMARTが構成する要素を満たすように目標を設定すれば、目標達成可能性が高まる、というフレームワークだ。
===================================================================================
□SMARTの法則:下記条件を満たすように目標を設定する。
S:Specific ・・・ 具体的である
M:Mesurable ・・・ 計測可能である
A:Agreed upon ・・・ 同意している
R:Realistic ・・・ 現実的である
T:Timely ・・・ 期日が明確である
※SMARTの法則については、下記本が詳しい。
- ゴール―最速で成果が上がる21ステップ/ブライアン トレーシー
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
この中で「S」「M」「R」「T」は非常にわかりやすく腹に落ちていたのだが、「A=Agreed upon:同意している」という所だけ、いまいち落ちていなかった。
しかし最近になって改めてこのフレームワークについて考えてみると、また社内外のハイパフォーマーを僕なりに観察してきて、むしろ重要なのは「A」ではないか、と思うようになった。
考えてみると「同意」するとは「行為について賛成ないし是認の意思表示をすること」であるから、心のそこから「同意」するためにはその行為(ここでは目標)が以下の要素・設問を満たしている必要がある。
===================================================================================
1.その目標を本当に達成したいか?=「欲求」
2.その目標は本当に達成しなければならないか?=「必要性」
3.その目標を達成する手段は、方法論は、道筋は明確か?
4.その目標を達成する根拠はあるか?
===================================================================================
1と2は、行動科学マネジメントの石田淳氏のコトバを借りればニードとメリットであり、行動を強化するために必要な「動機付け条件」に当たるものだ。
□参考:http://ameblo.jp/adman/entry-10146128179.html
なのでしっかりと「WHY」と語りかけることが重要。
さらに必要なのは3と4だ。フレームワークにおける「S=具体的である」と「R=現実的である」と重複する部分はあるのだが、3と4によって自身の目標達成に向けての「自信」「確信」を高めることが「同意」のためには必要である。
上記1~4を満たして初めて「A=同意」できるのであり、実はここが目標設定の最後のスクリーニング項目であり、これでようやく目標達成イメージが持てるようになる。
・・・と、最近そのように考えるようになった。ちょっと自己啓発本っぽくなって嫌だが。
これは個人の目標だけでなく、組織の目標においても同じ。
単純な数値目標だけでは、SMARTの要素を満たすことはできない。満たすことができないから「同意」ができない。「同意」がないということはすなわち「達成したい」という欲求も「しなければならない」という必要性も、目標達成に対する自信も確信も生まれない。これでは目標達成は危うい。
もちろん一方で、高い具体的な数値目標を達成す、という前提を作ったうえで「それを達成するためにはどうすればいいか?」を考えることは極めて重要だが、その場合でも上記フレームワークから外れるわけではない。「同意」ができなければ「やらされてる」感が生まれ、そうなると良い成果をあげることは危うい。
きちんと目標をフレームワークに落とし込み、心のそこから「同意」し、達成を明確にイメージできる(=同意)までブレイクダウンし、それに対してワクワクできるような状態を作り上げる。
個人についても、組織においても、この考えを持てる人間は非常に強い気がします。
アドマン