■規模が支配するネット広告市場に一石投じたい
http://itnp.net/category_betsu/16/1852/
東京IT新聞に載っていた、グラムメディアジャパン株式会社の山村氏のインタビュー記事。
氏の主張は明確。
①女性向けサイトを束ねた、アドネットワークを構築
②Yahoo!やその他のアドネットワークがやっているような安価での単価切り売りはしない
③広告主はラグジュアリーブランド、ナショナルクライアントに絞る
④そうしてできた女性向け高級アドネットワークの需要は必ず増える
まとめると、上記のような感じ。
ちなみにアドネットワークとは、中小規模の媒体を中心に複数のサイトをネットワーク化して広域的に広告配信する手法のこと。最近の流れで言うと、そうして束ねた広告ネットワークをクリック保証やアフィリエイト(成果報酬)で配信するか、行動ターゲティングやコンテンツマッチ配信などある程度のターゲティングをかけて売る場合が多い。
つまりアドネットワークという価値は、単価の安さ、リーチの広さ、というところにあった。
が、氏の主張は逆。単価を上げる、それでも出稿するクライアントはいる、と。
で、そんな彼らが自身たちを位置づけるポジショニングマップが下記。確かにな、と思うところがある。
確かに僕が担当してきたクライアントさんの中にも、アドネットワークへの露出を避けるクライアントさんは多数存在したし、その理由は氏が指摘するような「チープさ」、すなわち「ブランドにそぐわない」というところがほとんどだった。
そう考えると、確かにグラムメディアのような高級アドネットワークが参入するタイミングとして、いい時期だ。
しかも米国ではある程度成功していると。
そしてハイブランドもネット広告への出稿の必要性を肌で感じていると(これは僕も感じる)。
ここまで聞いていると、すばらしい。僕も共感するし、共感したい。そうしたブランディング媒体、しかもそれがリーチの取れるものであれば最高(今までそういうも媒体はなかった)。
ただ個人的に懸念は2つ。グラムメディアが目指す「女性向けプレミアムアドネットワーク」の構築に立ちふさがる壁は以下の通り。
①代理店側の能力
⇒ネット上の単価の高いプレミアムアドネットワークを、プランニングできる人材がいない(または少ない)。
②媒体数の少なさ
⇒女性系で「イケテル」媒体は死ぬほど少ない。
①については僕ら代理店側のパワーアップも必要だし、媒体側にもそれをつかさどるマーケティング能力が必要になるだろう。
②については・・・ちょっとぱっと思いつく女性系媒体を上げてみると分かる。
@cosme
http://www.cosme.net/
AmebaGG
http://gg.ameba.jp/
OZmall
http://www.ozmall.co.jp/
Vogue
http://www.vogue.co.jp/
IMAGE
http://www.st-image.com/
s-woman
http://www.s-woman.net/
AneCanTV
http://www.anecan.tv/index.html
elle online
http://www.elle.co.jp/
・・・といったところですかね、肌感。やっぱりメディア数が少なすぎるし、メディアパワーも弱い。ここら辺は考えどころでしょうね(考えているだろうけど)。
とはいえ、方向性としてはすごい好きだし、そういった広告スキームができてもよいと思う今日この頃。
あまり早急に拡大する見込み&つもりはないようですが、ちょっと期待しちゃいます。
アドマン
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