すごく主観的なところで、すごく個人的な整理ですが、最近のプロジェクトをするにあたってアカウントプランナー(一応、広告企画営業職)に必要だな、と思った能力を整理します。
■マッピング
⇒2つのマッピング能力が必要。ひとつはマーケティング施策としてみた企画・戦略全体マップ、もうひとつはスケジュール観点からみた推進型マッピング能力。
⇒ディレクション、プロジェクトマネジメントはコレに紐づく。てかコレがないとどこかで躓く。
■アイデア
⇒アイデアも二つある。ひとつは提案の核となる、コンセプトや全体スキームに対するアイデア。もうひとつはアイデアの瞬発力ともいえる瞬間反応的なアイデア。
⇒施策全体から見れば前者の重要性は言うまでもないが、瞬間反応的な、すなわち「これについてどう思います?」とか振られたときに瞬間的にある程度以上のアイデアをレスできる能力はその後の関係性構築、信頼性構築に大きく影響を及ぼす。これは日ごろどれだけ脳内に筋肉をつけているかによる。
■コトバ
⇒アイデアのひとつだと思うが、ウエイトが大きい。コピーやタグラインといった世に出るコトバ、或いは通常のクライアントコミュニケーション、社内コミュニケーションで飛び交うコトバ。この力は磨ききるべし。
⇒アイデアマンは害してコトバがアイデア満載だ。コトバがしょぼいと、やっぱり中身もしょぼい。
■ユメ
⇒上記3つを纏め上げる能力のひとつ。ひとつ或いは複数のアイデアを元に全体像をマッピング、ポジティブなコトバを使い表現し、関係者に夢を見させ、ワクワクさせる能力。これ、激烈に足りない。
⇒人としての熱意で人を動かすのも良いが、ユメをベースに動かすのはこれまた面白い。
■オペレーション
⇒コレができないと、思わぬところで足を引っ張られる。苦手意識を持たず、こなす。
■ラブ
⇒ちょっと気をつけなければいけないが、自分の担当するプロダクト・ブランドを愛することは必要。時には大嫌いになることも必要。喜怒哀楽のコントロール。
⇒「クライアント知識」とかいうレベルじゃなく、心を込めて知ろうとする姿勢。大事なり。
そのためには仕事の範囲を決めてはいけない。ネットとか、マスとかそういうくくりはもちろん、純稿とかSEMとかの分掌も分け隔てなく把握し、時には目の前の壁とかについてもアイデアをしのばせる。
どうやって人が動いているかを考えるために、まずは自分がどうやって動いているかを客観視する。次は隣の人。その次はその隣人。
どうしたら動くだろう・・・とか考えてみる。アイデアをシミュレート。
そう、いろんなところにアイデアを。愛をこめて花束を。
そういう仕事は普通の物売り営業とは、頭の使うところがだいぶ違う。
この1ヶ月でレベルが10は上がったかな。