

最近、やたら頻繁に見かけるDoCoMo2.0のこのCM・・・
「運命って信じる?」ってフレーズ・・・ベタですが、
まぁ、耳には残るかな、って感じ。
この年間プロモーションの着地は、こういうところに落としていくんですかね?
【DoCoMo2.0 相関図】

※クリックすると、拡大いたします。
けっこうDoCoMo2.0自体、どうなの?って記事がそこかしこで書かれています。
大前研一さんなんか、ものすごい批判してますからね。
特に「コンペティティブ・リタリエーション(競合反発)」の典型として、
DoCoMo2.0を取り上げ、絶対に経営者がやってはいけないミスだと、主張しています。
※コンペティティブ・リタリエーションとは:完全に同業他社に反発し、それを打ち負かすことだけを考えた戦略。この場合「そろそろ反撃してもいいですか?」から始まる広告戦略がそれで、この戦略は業界収益をなくし、自分も相手も血だらけになるだけという結果をもたらす、と批判している。
さらに氏は「もし私がドコモの社長なら、今回の広告を作った人を解雇するでしょう。」とまで言っている。
まぁ、現に下記のようなリサーチ結果も出てしまっていますし・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ドコモ 2.0」CMを見た後のイメージ「変わらない」65.3%
http://markezine.jp/a/article/aid/1399.aspx
『ドコモ2.0広告キャンペーン』に関するイメージ調査
http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2007/070702/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ROI的に見たら、たぶんやぁ~べぇ~結果にはなってるのかな、とは思います。
ちなみに言っておくと、下記のとおり、
DoCoMo2.0のクリエイティブチームは、
広告業界的に言うと、鉄板布陣なんですけどね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・広告代理店 : 株式会社NTTアド / 株式会社電通
・クリエーティブエージェンシー : TUGBOAT
・制作会社 : 株式会社東北新社
・クリエイティブディレクター : 岡 康道(TUGBOAT)
・プランナー : 多田 琢(TUGBOAT) / 麻生 哲朗(TUGBOAT)
・ディレクター(監督) : 関口 現
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たとえば僕にこの仕事が振られてきたとして、
自分ならどうするだろう・・・ってとこが明確ではないので、
DoCoMo2.0が成功か失敗か、を述べる気は毛頭ないんですけど、
ほかに施策の取りようがなかったんじゃないかな?とは思います。
何を言ってもDoCoMoが市場のリーダーであることは間違いありませんから、
チャレンジャーであるauやソフトバンクほど尖るわけには行かないでしょう。
さらにこれだけ、資金力任せで広告投入していれば、
取り急ぎスタンダードはドコモ、ってとこは死守できるんじゃないか、と。
皮肉とかではなく、お金持ちの業界トップだけが実施できる戦略です。
ということで、よ~し・・・だいぶ話がそれまくったぞwww