
こちらの研究結果に対して、ウェブマーケティングはどう対応していきましょうか。
【「正解はCMのあと」は逆効果 視聴者86%「不愉快」】
http://www.asahi.com/culture/update/1106/TKY200711060131.html
この記事の出だしは、こうです。
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場面を盛り上げるだけ盛り上げておいてから「正解はCMのあとで」「最新情報はこのあとすぐ」。こんなテレビの「山場CM」が多い番組に視聴者が不快感を抱いていることが、榊博文・慶応義塾大教授(社会心理学)らの調査で明らかになり近著で発表された。
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職業からか、このニュースを聞いたときに考えたのは、
「続きはウェブで」「○○と検索」という、所謂クロスメディア施策(この言い方嫌いだけど)
ある程度、山場CMもこういった所謂クロスメディア施策も共通しているのは、
生活者に対して、一種飢餓感を与えるという点。
もちろん飢餓の先にあるものが、
山場CMの場合番組であり、所謂クロスメディアの場合SEMという違いはあるのだけれど、
擬似的(情報・コンテンツに対する)飢餓状態を作り出すことには間違いない。
一方こんな記事もあります(少し古いですけど)。
【「続きはWebで」「○○で検索」に効果はあるのか?調べてみました】
http://markezine.jp/a/article/aid/830.aspx
この記事によると、総じては好意的に捉えられている(今のところは)。
では、この両者の間にある、生活者のインサイトはなんなのか・・・考えないと。
テレビのコンテンツ特性なのか、
飢餓感を生み出しているのがコンテンツなのか・それとも広告なのかといった違いなのか・・・
いくつか仮説だてておく必要はある。
いずれ所謂クロスメディアも廃れ、嫌われるときがくるはずなので。
そこからのファインディングがないと進化しないですから・・・と。