配信サービスの名前はAmazon Unbox 。映画会社やテレビ局30社以上から提供された映画やテレビ番組などを提供する。プレスリリースによれば、同サービスではVC-1 Advanced Profile動画圧縮技術が採用されており、他社に見られないDVD並みの映像品質を実現しているという。またUnbox RemoteLoad技術を利用して、会社のコンピュータで購入したコンテンツを自宅のコンピュータにダウンロードするといった運用が可能なほか、Creative Zen Vision:MなどのWindows Media対応デバイスに転送することも可能だという。
取り扱いの対象となるテレビ番組は、何十年も前のものから、前日に放送されたばかりの人気番組にまで及ぶという。提携先はCBS、FOX、A&E、Cartoon Network、Discovery Channel、FX、MTV Networksなど。また映画は20th Century Fox、Paramount Pictures、Sony Pictures、Universal Pictures、Warner Bros. Entertainment、Metro-Goldwyn-Mayer Studios,Incなどから提供される。また、英国や韓国、香港、日本などのコンテンツも扱うという。
価格は、テレビ番組が1エピソードあたり1.99ドル。また映画はほとんどが7.99~14.99ドルで購入できるほか、公開されたばかりの新しい映画を3.99ドルでレンタルすることもできるという。
インターネットを経由した書籍や音楽、映像の提供と言えば、かつては真っ先にAmazonの名前が挙がったものだが、現在ではAppleがデジタル音楽のダウンロードサービスで勇名をはせている。デジタル配信の分野を独走するAppleに対抗して、Amazon.comがビデオのダウンロード提供を始めるだろうという憶測 は以前から流れており、準備中のサイトらしきスクリーンショットが流出 したこともあった。一方のAppleも近々長編映画の提供を始めるための準備に取りかかっている 可能性が高い。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20227087,00.htm