昨日は自己紹介的な記事でしたので、

今日は、なぜこのブログを開設したのか、少し詳しくお話しできたらと思います。

 

平和な家族4人暮らしを突如おそった

パパが『びまん性大細胞型B型リンパ腫』であるという診断。

 

診断をされる、そこに至るまでも長い道のりがあって。

町医者で精密検査を勧められ、少し大きい病院でCTをとったら、がんの疑いがあるので、

がんセンターで検査をしてください。と転院転院で疲弊。

 

がんセンターでの検査の予約、検査、検査結果を聞くまでも二週間ほどかかりましたね。

 

その長いこと。

 

つとめて、そのことについては考えないように生活していました。

検査結果を聞くまでは。

がんじゃないかもしれない。何かの間違いかもしれない。

 

でもね、夜にね、開いちゃいますよね。スマホの検索ページを。

 

そうすると(ようやく本題…)

病気や、患者さん本人の情報発信は、たくさん情報がある。

家族は、患者さんにどんな対応をしてあげましょうっていう事は情報がある。

 

けど、家族の気持ちの整理する場や、寄り添うようなコンテンツってほぼ無いんですよね。

 

そりゃ、わたしが病気で痛いわけじゃない。苦しいわけじゃない。

いたわられるべきは、患者である夫だという事も理解できる。

 

でもね、わたしだってね、眠れませんよ、不安で怖い。

子供たちとどうやって生活していくのかなとかさ。

 

わたしや子供たちの事情はすべて置き去りで、がん患者の夫中心に生活をしていく。

暗黙の了解で、家族は『苦しい、大変』とも言えない状況ね。

 

それが当時一番しんどかったです。

 

『家族は第二の患者』ってい言葉はあるのに、それをケアするような情報は発信されていない。

 

だったら、わたしががん患者の夫の心情を抜きで発信しようと思ったのです。

だれかの心の荷物が少し軽くなりますように。

家族ががんを宣告された、あなたが『苦しくて、大変で、しんどい』って思って当然。

 

疲れたら眠くなるってくらい当然のことです。

 

そして、『びまん性大細胞型B型リンパ腫』っていう病気との付き合いは

さながら、ゴールが見えないマラソンのようで。

わたしは心を折られないぞ!と力んでいると、疲れ切って結局ポキッと折れちゃう。

 

家族には家族の気持ちがあります。卑屈になる時だってあるし、もう辞めたいって思うこともある。

その声を無視しないでください。しんどいときはしんどいと言ってくださいね。

 

今日はこれまでにしておきます。

明日からは病気発覚の経緯なんかを少しずつ話していきますね。