授業のことを毎日考えてきたが、20年たっても思い通りになるのは年に2度ほどである。年間1000時間を超える授業をこなし、そのうちの2回が丸であるから確率は0.2%ということになる。数十人の人間相手であるから、プラン通りに授業が進むのは、こんなものかもしれないとも思うがちょっと情けないと思うときもあった。教師になって5年目の春にふと思った。「ゴールを描くことは大切だがゴールまでの道は子どもの反応を見ながら臨機応変に選択していけばいいんじゃない?」しかし、甘かった。「臨機応変」は並大抵の技量では無理なのである。教材吟味力、子ども理解力、授業技術力、場面構成力・・・。私には臨機応変を支えるほどの蓄積がなかったのだ。あれから15年。手広く細々とした実践研究をしながら蓄積。ようやくアドリブ授業のドアをあけることができそうだ。座右の銘 「臨機応変」の体現をめざす。