労働主義は、第3の選択肢である。 | 福祉主義の経済

福祉主義の経済

幸福度が高い福祉国家を目指すのが、福祉主義の経済システムである。
温暖化を加速させているのは、大量消費の経済が原因である。

今までは、資本主義を完全否定する社会主義しかなかったので、資本主義か社会主義かの二者択一であった。ところが、社会主義の失敗によって目標を見失ってしまったので、労働組合活動が後退してしまった。そこで、第3の選択肢として、資本主義下においても労働者を大切にする考えとして「労働主義」が生まれたのである。資本主義の成長性は残した方がいいので、資本主義のいいところは残しつつ、よくないところは規制していく。そして、労働者の権利を保障しながら福祉国家を目指す。それが、労働主義である。だから、労働主義は、資本主義を完全否定はしないので社会主義ではないが、労働者を守り続けるので労働者中心主義である。

 

労働主義は、労働者の見方である。

労働主義は、労働者を応援する。

労働主義は、労働者を団結させる指標となる。

 

現代経済をどう見るのかというと、資本主義と労働主義とがせめぎ合っている時代であると見る。資本主義誕生時代は、圧倒的に資本主義が優位であり、資本家のやりたい放題で、労働者にとっては過酷な時代であった。現代は、独占禁止法だとか公害対策基本法、労働基準法などで、企業活動に規制が掛けられていって、労働者の権利が少しずつ守られるようになってきている。

今は、労働組合の弱体化によって、労働主義が後退している。だからこそ、今最も求められているのが、労働者を大切にする考えであり、それが労働主義である。

 

 

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