バーチャルICASSI、4日目の全体講義は
Theo Joosten セオ・ユーステンの
『Lifestyle ライフスタイル』 です
Theo (オランダ)と
Eva Dreikurs Ferguson エヴァ (米国)
Uti Landscheidt ウティ (ドイツ)
この三人が ICASSI の共同議長
Co-Chairpersonsになっています
Theoの講義(約25分)は
既に YouTubeにアップされていますので
よかったらこちらのリンクからどうぞ!
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=c4BbuYC_TuE
Theoはオランダのひとで
彼の話す英語にはクセ Accentがあって
今まで4人のスピーカーの中では
一番聞き取りにくく感じました
普通にお会いして話している時には
まったく気にならなかったのですが
今回は、録音、ということものあるのでしょうか?
聴きなおしてもなお、わからないことばが
ところどころに出てくることに
ちょっとびっくりしました
Theoのプレゼンの骨子:
1) ライフスタイルとは何か
2) ライフスタイルの発達
3) Goal ゴール(目標)とは何か
4) ライフスタイルを調べる
1) ライフスタイルとは何か
「ライフスタイルというテーマのいいところは
誰もがそれを持っているということです」
なんてちょとユーモアを交えて
Theoはプレゼンを開始します
続けて
「ライフスタイルはその人そのものであって
ライフスタイルが売りに出されたことは
いまだかつてありません」
It's about who you are as a person
and what you do
ライフスタイルは
「どんなひとなのか、何をするひとなのか」
と言えますが
そう聞くと
「じゃぁ、生まれ持った性格のことね」
と思われるひとも多いでしょう
たとえば;
これがオレってものさ
あるがままのオレを
受け入れてもらうしかないね
って具合に
でも、アドラー心理学では
ライフスタイルを
そんな風には見ません
Theoは、ひとつひとつ
丁寧に例を挙げながら
説明を進めていきます
2) ライフスタイルの発達
Theoのプレゼンの中で
わたしが「初めて出会う表現だな」
と思ったのは
誰もが Signifier シグニファイアーである
と言った時でした
たぶん
意味づけるひと、とか
意味づけするひと
というような意味だと思います
(註:以下緑字部分は、Theoの講義の中から
わたしの印象に残っている部分のみ
大胆に取り出し、要約したものです
全体を理解するには、必ず
Theoのプレゼン全体を視聴なさってください)
客観的には同じ出来事を体験したとしても
その体験の仕方は
ひとそれぞれーー
そんなことが起きるのは
人によって意味づけが違うからです
私たちが世界をどう見るかは
「事実 fact」ではなく
「事実」に対する私たちの「考え」によるのです
例えば雷を伴う嵐を怖がる子供がいたとしても
雷が原因で、怖がるのが結果、というような
単純な因果関係によるものではありません
ライフスタイルは
主観に基づくものであり
ひとそれぞれに独特 uniqueなのです
子供は、与えられた環境の中で
試行錯誤をしながら
無意識的な結論を導き出します
起きたできごとにどういう解釈を与えるかーー
それを決定づけるのは、その子の
Creative Power 創造的なチカラ です
このあたりだったか
Theoは、Betty Lou Bettner
ベティー・ルー・べトナーの
あの赤い(絵)本
『The Creative Force 創造的な力』
についても触れていました
(去年の「アドラーと仲間たちの会」の月例勉強会で
テキストとして使っていた本です (*^^*) )
↓ ↓ ↓
環境からの直接的な影響でなく
環境をどう解釈するかが
にんげんひとりひとりの
発達を決定づけます
人間にとっては
同じであることでなく
多様性があることが
普通なのです
人類にとっての課題 Challenge は
対等であることを前提にした上で
「違い」とどのように向き合っていくのか
というところにあります
3) Goal ゴール(目標)とは何か
創造的なチカラによって
私たちは、様々な選択をするわけですが
どうしたら
その色々な選択の中に
「ひとりの人間としての一貫性 Unity」を
見出すことができるのでしょうか?
もし性格が生まれつきのものだと考えるのならば
比較的簡単かもしれません
でも、与えられた可能性と文脈の中で
自分のライフスタイルを形作っていくのだ
考えるとしたら
私たちは、一貫性(統一性 Unity)を
どのように見出したらいいのでしょうか?
ライフスタイルは
ある目標 Goal に向かっているのだと
考えることにより、理解することができます
わたしたちが無意識的に選択するものごとは
私たちの目標ーー大概これもまた
無意識的なものなのですがーー
に沿っているのです
それを仮想的目標 fictinoal goal と呼びます
わたしたちは
あるものが私たちにとって
「意味がある meaningful」かのように
行動します
私たちの行動には目的があります
わたしたちは
意味のない meaningless 状況から
よりよい状況 better ones に向かって
動いていくのです
目的をもった行動を理解するのに
役立つ考え方として
ドライカースが唱えた
子供の、4つの誤った行動の目的 goals
について、Theoは説明します:
ある状況における、こどもの行動の目標を
見つけようとするときには
次の2つが鍵となります:
①その状況の中で(子供の行動に対して)
「(相手となる)大人が感じる感情」と
②その後その大人がとった行動に対する
「子供の反応」
アドラー育児を学んだことのあるかたなら
次の目標が記憶に残っておられる
のではないでしょうか?
注目 Attention
権力 Power
復習 Revenge
不十分であることの誇示 Display of Inadequacy
また、Theoは
「心理学上の目標 Psychological Goals」は
ビジネス用語の「目標」とは違う
と、明言していました
4) ライフスタイルを調べる
ライフスタイルを調べる時に
セラピストが用いるいくつかの方法が
紹介されました
1. Family constellation and dynamics
家族布置、家族のダイナミクス(精神力学)
家族の雰囲気など
2. Early Recollections 早期回想
3. Dreams 夢
4. Metaphors メタファー
5. Artwork, drama, play
アート作品、サイコドラマ、プレイセラピーなど
※ メタファーについては
今年もワークショップを開催したいと
思っていますので
興味のある方は、今後のみこちゃんのFBを
チェックなさってくださいね!
ただし、メタファーの技術を習得するのが目的ではなく
メタファーを通じてご自分についての理解を深めることを
目的にしています
※ 自分自身についての理解を深めることを通じて
(共同体感覚に向かって)自分を育てることを目的に
みこちゃんは「早期回想・共同探検セッション」を
ご提供しています
興味をお持ちの方は、是非7月中にお問合せ
くださいね!
Theoの講義は
25分ほどで終わったのですが
その後のフリートークは
なんと!
2時間近く!
日本時間では午前4時20分くらいまで
ディスカッションが続いたのでした
Diversityの重要性が謳われる
昨今にもかかわらず
私の想像もできない状況
(無意識的に日常的に行われている Racism)
の中で
仲間であるアドレリアンやその子供たち
孫たちの世代までもが
どれだけの精神的な重荷を負わされていることか・・・
first-handで話を聴いて
Social Justiceの大切さを再認識した
夜明けとなりました
そんなディスカッションもかわされますが
ライブで参加する時の醍醐味は
このフリー・トークの時間にある!
と、4日目にして確信した
みこちゃんでありました
シェアできるものならしたいけど
ここまでまとめるのにも
えらい労力かかっちゃいました
今夜(また真夜中2時)に備えて
少し寝ておかないと
からだが持ちません
今夜のVirtual ICASSIは
Anthea Millarによる
『Loss and Trauma 喪失とトラウマ』です
Anthea Millarも
めちゃくちゃ尊敬できる先生です
英語分からなくても
雰囲気を感じて頂けたら
嬉しいなぁ ❤
ここから先は
ちょっと宣伝です
みこちゃんは
自称 「ICASSI親善大使」
(Betty Lou Bettner公認)なので
日本からも
たくさんの方がICASSIに参加されるように
なるといいなぁ、と願っています
みこちゃんと一緒にABCの発音から
しっかり身につける
「アドラーで英会話」
みこちゃんと一緒に探求する
「英語でアドラー」
興味のある方は
メッセーンジャーまたはメールでお問合せくださいね
FBでも関連の投稿をご覧いただけます
↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/1378057795/posts/10218021274188253/?d=n
みこちゃんによるカウンセリングや
早期回想のセッション
(=「早期回想・共同探検セッション」Ⓒ)に
ご興味のある方がいらっしゃいましたら
是非、料金改定前の
7月中にお問合せくださいね
(7月中にお問合せ頂いた方は
スタートが8月・9月または10月になっても
料金は据え置きにさせていただきます)
今は、オンラインでもお受けしております
8月の月例勉強会は
23日(日)です
定員は8名です
既に6名のお申込みを頂いております
お申込みはお早めに
こちらのFBイベントからどうぞ ↓↓↓
カウンセラー・みこちゃん♡
でした
みこちゃんの Facebook:
https://www.facebook.com/mitsy.mizuno
(お友達申請の際は、
「ブログ見たよ」と入れて頂けたら
助かります)
「アドラーと仲間たちの会」主催・
みこちゃんによる勉強会・ワークショップのご案内:
☆「共同体感覚」 フォローアップの会
(2020年6月末~7月前半)
6月6日・6月21日に開催してご好評を頂いた「共同体感覚」に関する①アート・ラボ(実験室)と②座談会。そのフォローアップの会を開催します。 ①と②に参加できなかったかたも、ご参加いただけます。
フォローアップの会の詳細は
FBの投稿記事からご覧ください ↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/1378057795/posts/10217872282143545/?d=n
定員: 一回あたり8名 6名
日時 (7月4日現在):
●7/3(金) 20:00〜22:30 (開催済)
●7/6(月) 20:00〜22:30 (開催済)
●7/7(火) 13:30〜16:00 (開催済)
●7/9(木) 12:30~15:00 (開催済)
●7/11(土) 20:00〜22:30 (開催済)
●7/19(日) 14:00〜16:30 (開催済)
大変ご好評をいただいたので
8月に追加の開催を検討するかもしれません
ご興味を持たれた方は
是非、メッセンジャーまたはメールで
(メアドは下の方に記載があります)
みこちゃんまでお知らせください
みこちゃんの「共同体感覚」シリーズに
今まで参加されなかった方でも
十分に楽しみながら参加頂くための
工夫を用意してお待ちしています!
参加費: 2000円~5000/6000円
(座談会やアートラボへ参加されたかどうかで参加費変動します)
場所: Zoom
お申込: メッセンジャーでご連絡ください。
・初めての方は、メアドも一緒にご連絡ください
※ 座談会に参加されていない方向けに
座談会に出たのと似た体験をして頂けるよう
スライド資料20枚と事前課題を用意しています
☆ オンライン座談会 ➡ 好評のうちに終了しました
「オンライン・コミュニケーションと共同体感覚」
2020年6月21日(日) Zoom 15:00~17:00/17:30頃
共同体感覚は、オンラインでも伝わるのか??
オンラインで失われるものは何か?
☆アドラー心理学を日常に活かす
月例勉強会
(毎月1回 原則第二日曜午後) 参加費4千円
アドラー心理学は本を読むだけでは
身につきません
月例勉強会は、アドラー心理学を身につけるのに
最適です!
2020年8月23日(日)(Zoom)
お申込みはこちらから↓↓↓
https://www.facebook.com/events/740858990017839/?ti=icl
2020年9月13日(日)(Zoom)
※ 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため
2020年は、対面による勉強会を
Zoomを使ったバーチャル勉強会に変更して
開催する予定です
☆アドラー心理学☆無料お話会
(毎月1回 不定期2時間ほど @無料
2名から開催!
お誘い合せの上、お問合せください!)
※ Zoomでも開催できます。お問い合わせください
(地方の方、今がチャンス!)
☆早期回想・ライフスタイルについて学ぶグループセッション
(不定期 2時間~5時間 @3千〜1万円)
☆アドラー心理学で自分への気づきを深める ☆ 体験的ワークショップ
(不定期 週末10:00〜16:00 @5千〜1万円)
・・・ ☘ ・・・ ☘ ・・・ ☘ ・・・
みこちゃんによる個人カウンセリングなどのご案内
場合によっては、Zoomなどでもお受けいただけます
(2020年7月までの料金):
☆アドラー心理学に基づいた カウンセリング
(随時 1回60分 @6千円 8月以降のご予約は@8千円)
☆アドラー心理学に基づいた 早期回想個人セッション (1回60分 @7千円、90分 @1万円、随時
8月以降のご予約は@9千円/1万3千円)
FaceBookで開催日のお知らせなどしています
お問合せは、Eメールまたはメッセンジャーにて、
承っています
FB:https://www.facebook.com/mitsy.mizuno
メアド:adler.to.nakamatachi☆gmail.com
(☆を半角の@に置き換えてお使いください)