昨日のブログ記事では

「私は魔女」という呪(しゅ)について
お話しました
 
 
 
 
 
今日は
その「呪(しゅ)」について
徒然なるままに
お話させて頂こうと思っています
 
アドラー心理学とも
繋がりがあると思うので
 
 
 

 

              

 

 

 
 
「呪(しゅ)」という言葉を初めて知ったのは
 
アドラー心理学の野田俊作先生からが
先だったか・・・
 
それとも
夢枕獏の小説が先だったか・・・
(陰陽師だったか、他の題名だったか
それも忘れました)
 
 
 
 
時期は、どちらも同じ頃
1990年代前半のお話になります
 
もう、25年も前のことなんで
記憶があやふやです
 
 
 
そんなあやふやな靄(もや)の中から
 
当時、ヒューマン・ギルドで
野田先生から教えて頂いた記憶と
 
(現象学に関連するお話だったのか?
シニフィエとかシニフィアンとかの
お話だったかなぁ。。。?)
 
夢枕獏の本からの記憶を
引っ張り出し
グーグルのお助けもお借りしながら
 
私が主観的に理解した 
「呪 (しゅ)」というものについて
 
そして、また
「呪(しゅ)」 とアドラー心理学の関係について
ちょっとばかし
お話の糸を紡がせていただこうかと
思っておりまする
 
 
 
 
              
 
 
 
「呪(しゅ)」は
「呪い(のろい)」と同じ漢字を使いますが
読み方が違います
 
 
(意味は、異なっているようでもあり
でも、通じるところもあると思います
それについては、追い追い・・・)
 
  
 
              
 
 
 
超・簡単に言ってしまうと
「呪 しゅ」とは
 
言葉で人を縛ること
 
 
 
うーん、どうでしょう?
 
あんまりわかりやすくなかったかな。。。?
  
 
 
              
 
 
 
別の説明の仕方を試しましょう
 
 
たとえば、
 
 
モノの名前は、「呪(しゅ)」の一種だといいます
 
 
 
次に引用するのは
夢枕獏の小説『陰陽師』の中の一幕
安倍晴明(あべのせいめい:陰陽師)と、その友人、源博雅(みなもとのひろまさ)の会話:
 

源博雅: 「”呪” とはなんであろう?」

 

安倍晴明:「あそこに花が咲いているであろう。あれに人が”藤”と名を付けて、みながそう呼ぶようになる。すると、それは”藤の花”になるのだ。それが最も身近な”呪 ”だ」

 
 
 
 
 
誰かが、あるモノ(エックス)に
ある名前をつける
そのうち、みんながそう呼ぶようになる
やがて
X=「その名前」
(「その名前」=X)  になる
 
 
 
あれ?
この説明は、あまりに当たり前すぎて
却って、わかりにくい???
 
 
 
源博雅(みなもとのひろまさ)の
おつんむりの中も
???????????
で溢れてたかもしれませんね
 
 
 
 
              
 
 
 
 
また、安倍晴明は源博雅に対して
次のような説明も試みます:
 
「ものの根本的な在様を縛るというのは、名だぞ」
 
 
うーん 。 。 。
これも
ちょっと難しいか 。 。 。
 
 
 
              
 
 
さらに晴明は続けて:

「この世になづけられぬものがあるとすれば、それは何ものでもないということだ。存在しないと言ってもよかろうな」
 
「むずかしいことを言う」
 
「たとえば、博雅というおぬしの名だ。おぬしもおれも同じ人だが、おぬしは博雅という呪を、おれは清明という呪をかけられている人ということになる──」
 
 
 
博雅は、真面目で実直なひとです
物の怪(怨霊?)から名前を尋ねられると
正直に答えてしまいます
 
一方、晴明は
物の怪から名前を尋ねられても
すっとぼけて、(偽の名前を伝えたのかも・・・)
返事をしません
 
そのあと、魔物から
「博雅 動くな」
と言われると(=呪しゅをかけられると)
博雅は、金縛りにあったかのように
身動きができなくなってしまいます
 
一方、偽の名前を伝えたのかな?
晴明は、名前を呼ばれても
自由に動くことができるんです
 
 
 
ね。
呪(しゅ)と呪いって
なんとなく、通じるところがありませんか?

  
 
 
              
 
 
 
名前だけじゃなくて
セリフも「呪(しゅ)」になるのだと
思います
 
 
 
例えば
あるひとが
満天の星空を見上げて
恋人に向かって:
 
「この夜空に散りばめられた星
ぜんぶ君にあげる」
 
恋人は:
 
「まぁ! ありがとう!」
 
って言ったとすると
 
 
この満点の星々は
この恋人のものになる
 
 
 
(あ~、これって現象学っぽい?)
 
 
 
藤の花の例えのところにあったように
誰かが「 <ほにゃらら> 」 
と言っただけでは
呪(しゅ)はかからなくて
 
 
それに対して、相手が
その通りね (ほにゃららだね)」
って、応答した時に
初めて、呪(しゅ)がかかる
 
 
 
              
 
 
 
だから
「あなたも、魔女だかんね!(だからね)」  
と言われて
 
「そうだね!」
と答えた時
私には
呪(しゅ)がかかったわけです
 
↑↑↑
11月25日のブログ記事『魔女宣言!』
 
 
 
 
そして、この
「そうだね!」が
無意識的な「そうだね!」の場合
呪(しゅ)の持つパワーは
さらに強くなるのではないかと
 
個人的には推量するのであります
 
 
 
たとえば
口では「そんなことない!ちがう!」
と言っていても
 
心の中で
「やばっ、そうかも!」
って思ってしまっている時ね
 
 
 
 
              
 
 
 
 
かなり長く綴ってしまいましたので
つづき (アドラー心理学との関連など)は
後日にあらためさせていただきたいと
存じまする
 
 
 
参考:
 
仏教ウェブ入門講座『呪い・呪術とは』
東洋経済 Online 「話がわかりやすい」人は一体何が違うのか』(シニフィエとシニフィアンについて)
『航海日誌 ~Log Book~』 ブログ記事『”呪”について~陰陽師・安倍晴明が語る名前のお話』
『ハナフクな毎日』さんのブログ記事『呪(しゅ)をかける』
『森羅万象』さんのブログ記事『名前という呪(しゅ)』https://ameblo.jp/andromeda10/entry-11539225404.html
Wikipedia 『陰陽師(漫画)』 
Wikipedia『陰陽師(小説)』
 

 

 

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