15歳差って、子供の頃は割とわかりやすい差だったけど
大人になるともうあまり気にならなくなる

はずだった。

私としては、大人になってからの方がしんどかった。

理由はだいたいわかっている。
年齢を重ねれば重ねるほど、家族の話したエピソードをしっかりと覚えられるようになったから。

覚えた積み重ねが、私の苦しさに拍車をかけた。

私の知らない世界の話を思い出し、一方的な疎外感。

家族は悪気があって話したわけじゃない。わかってる。
分かっているのは頭の中だけ、理性的なところだけだった。

感情的なところで言うと分かってない。分かりたくない、認めたくない。

認めたくないは違うな。
ただ、寂しいだけなんだ。

例えば昔、3人でモーニングをよく食べていた話。
学校でトラブルがあって、母が学校にカチコミに行った話(本当)
シャウエッセンで盛り上がる(なんだそれ)
火傷でアロエを塗った話(なんなん)

多分他にもあったような気がするけど、多分思い出したくない。

知らない世界を知るのは面白いが
いや、これはちゃうやろ。

目の前にいる家族が家族の話をしている。
その場に私のいない家族の話をしている。
何となく、そんな気分。

別に私が親から愛をもらわなかったわけではない。
十分もらったと思うし、感謝している。
だけど、独り占めしてた兄が羨ましいんだろうな、きっと。

その言葉で片付けておこう。