「龍つなぎの旅」40日目。和歌山県 熊野那智大社。




【熊野那智大社までのアクセス】

JR紀伊勝浦駅または、那智駅から「那智山」行きバス。20~30分くらい。「那智滝」か「那智山」で下車。



【天気】

晴れ。



【混雑状況】

金曜日、10時。少し混んでいる。



【ご祭神・ご本尊】

《熊野那智大社》

・熊野夫須美大神(くまのむすびのおおかみ)

  伊弉冉尊(いざなみのみこと)

・御子速玉大神(みこはやたまおおかみ)

  伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

・家都御子大神(けつみみこ)

  素戔男尊(すさのおのみこと)

・天照大神(あまてらすおおかみ)

  他多数


《飛瀧神社(ひろうじんじゃ)》

・大己貴命(おおなむちのみこと)

  龍神様です。



【ご利益】

無病息災、長寿、所願成就など。



【伝説・由緒】

社殿および境内地は、ユネスコの世界遺産。

・創建は不詳。

熊野本宮大社、熊野速玉大社と共に「熊野三山」の一社として、 全国約4,000社以上ある熊野神社の総本社。

当初は那智滝の正面にある現在の飛瀧神社の地に社殿があった。

那智山の奥にある妙法山に登るための禊祓の地だった那智滝が聖地化し、夫須美神(むすびのかみ)が勧請されて現在の社が滝本で創建された。

祭神は熊野夫須美大神ですが、事解男命とする説がある。その熊野夫須美大神は伊邪那美神とされるが、熊野久須毘命とする説もある。(ややこしい)

平安時代の末期には「浄土への入り口」として多くの皇族や貴族がお参りするようになりました。浄土へお参りし帰ってくるということは、「死と再生」を意味します。そのため熊野三山は「蘇りの聖地」として多くの人々の信仰を集めています。



【見どころ】

・那智の滝

  大雲取連山の全域に「那智48瀧」と呼ばれる数の瀧があるとされ、その中でもとりわけ落差が大きいものが那智の瀧になります。 高さ133m、銚子口の幅13m、瀧壺の深さは10m。落下する水量は毎秒1トン程とも言われています。 この瀧の上流には二の瀧、三の瀧と呼ばれる瀧があり、一の瀧から三の瀧までが国の名勝に指定されています。


・烏石(からすいし)

  神武天皇を大和(奈良県)に導いた三本足の烏「八咫烏(やたがらす)」が大任を終えて石になったといわれています。



・大楠

  樹齢850年。胎内に入り願い事を書いた札を納められます。


・三重塔

・那智黒

・那智山青岸渡寺

・大黒天堂



【内容】

ついに旅の最後の目的地です。

まずはバスを降りて本堂まで、軽く467段の階段を上ります。(早くも足パンパン)


すると、大きく綺麗な朱色の鳥居が出迎えてくれました。振り返ると眼下に広がる緑の山並みと、遠くに見える町並みの白が、鳥居の朱色に映えて美しい風景です。疲れも吹き飛びました😊



境内まで上がると、それ以上の階段はほぼありません。那智の滝まではひたすら下っていく感じです。下りすぎて、那智の滝からの帰りはまあまあの上りになります😆


本殿にお参りします🙏




その後、お隣の「青岸渡寺」をお参りしました。

「西国第一番札所」と書かれていました。



さらに進むと、誰も階段を上っていかない建物がありました。気になって上がってみると、「大黒天堂」でした。実はここが境内で一番良かった場所でした😄

天井からたくさん吊られた提灯も綺麗でしたが、とても神聖な静寂を感じられる無音ゾーンでした。

ゆっくりお参りをしたり、ご真言が書かれていたので唱えたりしましたが、去るまでどなたもいらっしゃいませんでした😳 大黒天様は、大国主命様で大己貴命で龍神様…私の中ではそうなっています。




続いて「三重塔」に伺いました。

うまく写真を撮ると、背後の那智の滝と同じ画面に捉えることができます!レッツトライ!



三重塔は入場料300円です。

エレベーターで最高階まで行き、階段かエレベーターで下りてくる仕様でした。

各階で外に出られて、周囲をぐるりと歩けるようになっています。那智の滝を見ることもできて、良い景観が望めます。撮影スポットです👍


境内は以上となり、いよいよ那智の滝へ向かいます。


森の中の石の階段を下っていくと、巨大な滝が姿を現しました!

幅はそれほどなく、高さはあるため、龍のようでもあります。


滝の上に注連縄が張ってあり紙垂が4つ付いているのですが、その一番右だけがやたら揺れる→動画を撮ろうと構える→止まる→しばらくして揺れる→撮ろうと構える→止まる…を4回くらいしましたが、撮れませんでした!(無いんかい)


滝はとても凛々しかったです。

滝の手前には遥拝所のように鳥居が立てられています。こちらが「飛瀧神社」の本堂だそうです。つまり、お堂は存在せず、瀧がそのものが御神体として祀られています。びっくり😳




300円でもっと滝の近くまで行けるので、入場しました。


すぐに「長寿の水」があったので、盃を購入してごくごく…2000歳ぐらいまで生きられますように!


そして滝の近くの展望台のようなところで、しばらく時を過ごし、空気を感じてみます。


展望台はずっと混みあっていたのですが、人気を避けつつ周囲と同化するように心を落ち着けていると…


あれ?なんか人がいなくなってる?


そういうタイミングもあるだろうと思い、そのまま15分くらい、じっと滝を感じていました。音を聞くことをやめると、滝の音に掻き消されていた鳥の声が聞こえるようになります。そして風の音も。

まるで自分が自然の一部になっているかのような感覚です。


十分に堪能したので戻ることにしたのですが、相変わらず周囲には人っ子ひとりいませんでした。(写真参照)




龍神様のお計らいでしょうか😊

そしてよく見ると、滝に虹が出ていました🌈

ありがとうございます。



出口までの帰り道に、迷い気味に辿り着いた「御瀧本祈願所」。そこには御瀧行者として「弘法大師」や「安倍晴明」の名前が書いてありました。空海先生!😆すごいところなのだと再認識しました!


以上で旅は終わりとなります。



【御朱印】

《熊野那智大社》

  拝殿の右側にある授与所で、お札やお守りと共に頂けます。

《飛瀧神社(那智御滝)》

  那智の滝の左手にある授与所で、お札やお守りと共に頂けます、



【総評】

全体的に景観も良く、またおおよその位置から那智の滝を見ることができるため、喜びと気持ち良さのある場所でした。


山あいにあるため、とにかく階段が多かったです。本来であれば「大門」という入り口から参道を上るのが道筋なのかもしれませんが、本堂からかなり手前になるため、後半のことを考えるとバスや車で行ける最奥まで行ってからの徒歩がお勧めです。


那智の滝はとにかく圧巻です。



【NEXT】

これにて「龍つなぎの旅」日本ほぼ一周は終わりとなります。ご覧になってくださった方々に、心より感謝致します😊

次回はまとめと所感を書きたいと思います!



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