「龍つなぎの旅」38日目。徳島県 太龍寺(たいりゅうじ)。





【太龍寺までのアクセス】

JR阿波橘駅からバス。88丹生谷線、川口営業所行で30分くらい。「和食東(わじきひがし)」下車。徒歩17分くらいで道の駅「鷲の里」着。そこから太龍寺ロープウェイで10分(約3km)で到着。



【天気】

晴れ。



【混雑状況】

水曜日、11時。空いている。



【ご祭神・ご本尊】

虚空蔵菩薩



【ご利益】

抜群の記憶力と智恵。

福、徳。



【伝説・由緒】

・弘法大師空海が開いた寺院。


・「太龍」の由来

  修行中の空海を守護した龍神の名にちなんで、「太龍寺」と名付けられた。


・「西の高野」

  大師堂は、御廟の橋、拝殿、御廟が並び高野山奥の院と同じ配列になっていて、その大伽藍は西の高野と呼ばれています。


・弘法大師の修行の地

   793年、19歳の弘法 大師空海が、舎心嶽の上で100日間にわたり、100万回のご真言を唱えた続けたことで大いなる力を得るに至ったそうです。19際で都の学問に見切りをつけて、辞めて、修行に入ったそうです。想像もつきません。


・「空海」の名前の元

  弘法大師は、太龍寺で「空」を感じ、室戸岬で「海」を感じたことで、「空海」と名乗ることに繋がったそうです。(ガイド談)


・本堂の「虚空蔵菩薩」は空海が彫ったものです。


【見どころ】

・太龍寺ロープウェイ

  全長2,775メートルで西日本で最長、山・川越えを行う珍しいロープウェイです。スイス製で100人乗り。今日は3人しか乗ってませんでした。一本目の鉄塔は大きさが世界一だそうです。(ガイド談)



・虚空蔵菩薩像

  空海の作品


・舎心嶽

  空海の修行した姿の像がある。


・仁王門

  金剛力士像は徳島県で最大にして最古のもの。鎌倉時代の作品。


・持仏堂

  廊下天井に巨大な龍の画がある。


・多宝塔

・やまさきもり



【内容】

西日本一の長さというロープウェイを降りると、そこはもう太龍寺の入り口でした。

ちなみに日本一長いものは、新潟県苗場にあるもので、全長5,481mだそうです。あまりの長さに目が眩みそうです😅


入り口から入ると、境内はかなり広く、あちらこちらが階段や坂で繋がっている「斜面にある町」のような作りでした。本堂への階段を上り始めて間も無く、温度が急に下がったように感じます。






まずは本堂にご挨拶します。


続いて納経所でお守りなどを物色し、龍や弘法大師の形が現れているものに鼻息を荒くして食い付きます😳🌈


納経所の隣にある廊下は、天井に巨大な龍の画があることで有名です。うっかり見逃さないよう要チェックです!




続いて鐘楼があったので鐘を突かせてもらったところ、思ったよりかなり大きな音が響き渡ってしまいビビりました😅皆さんもビビりましょう(道ずれ)。


次に本堂裏手にある「大師堂」に行きました。

こちらには弘法大師様(空海先生)が祀られています。

拝殿に近づくと更にひんやりとして、無音ゾーンになりました。




「龍つなぎの旅」と称して、龍神様好きが元で始めたこの旅。当然のことながら、各地で「龍つかい」と名高い「弘法大師・空海」様は尊敬の対象として、また親しみ、愛する対象として、常に心におりました。「師匠、師匠」と勝手に呼んでいたのも、「とても好きだから」です。


そんな中、この「太龍寺」、そして「高野山奥の院」は、どうしても行きたかった場所になります。


私には空海さんのお声は聞こえないので、勝手な思いでしかないのですが、とても近くに立たせて貰った気がしました。知らぬ間に涙が出てきます😢


拝殿でご挨拶した後は、その奥に本殿に行ける通路があったので、本殿まで行き、再度ご挨拶しました。



強くはないのですが、今日は風が吹き続けていました。しかし本堂に近づくと、それがピタリと止みました。本堂裏手が急勾配で壁のようになっているからかもしれません。そして一層ひんやりします。


より空海様の近くに立ち、丁寧にご挨拶と感謝を伝え、旅の意図を伝えます。どうか最後までお見守りください。日本の罪なきものをお救いください🙏


ここで予定時間を迎えてしまったのですが、電車やホテルのチェックイン時間を調整し直して、延長戦に入りました。なぜならまだ、空海先生の修行した「舎心嶽(しゃしんだけ)」に行っていないからです!

そこには修行当時のお姿のままの空海先生の像があるそうです。果たしてどのような景色をご覧になっていたのか。同じ風景を見てみたい!


ということで向かった「舎心嶽」ですが、「山頂に祀られている場所あるある」で、なかなかの道中でした。


次回「死と隣り合わせ」に続く!



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