「龍つなぎの旅」18日目。①愛知県 熱田神宮。





【熱田神宮までのアクセス】

JR神宮前駅から徒歩すぐ。



【天気】

晴れ時々曇り。



【混雑状況】

木曜日、10時。少し混んでいる。



【ご祭神・ご本尊】

《主祭神》

熱田大神(草薙神剣を御霊代とする天照大神)


《相殿神》

・素盞嗚尊(スサノオノミコト)

・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

・宮簀姫命(ミヤズヒメノミコト)

・建稲種命(タケイナダネノミコト)



【ご利益】

・家内安全

・無病息災

・縁結び

・出世開運 など



【伝説・由緒】

・三種の神器「草薙神剣」を祀る社。

日本武尊が旅の途中に亡くなり、その妻である宮簀媛命(みやすひめのみこと)が、日本武尊が旅立つ前に託した「草薙神剣」を祀ったことから始まった神社。

・ちなみに草薙剣は日本武尊が追手から逃れる際に草原を薙いで火をつけたことで火が広がり、敵から逃げられたことで「草」「薙ぎ」の剣(つるぎ)と呼ばれるようになりました。本来の名称は「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」。スサノオがヤマタノオロチを退治した際に、尾のひとつから出てきた剣です。「八咫鏡(やたのかがみ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」と合わせ「三種の神器」と呼ばれています。天皇の交代の際には各神器にて儀式を行う(天皇がわざわざ訪問する)そうです。この話を掘り下げると日ユ同祖論」に繋がり長いのでここらで割愛します。



【見どころ】

・草薙館

  刀や書物が展示されています。最後のほうで実際に刀を持ち上げられるコーナーがあります。よくこんな重いものを振り回せたものだと感心します。昔の人は剛力です(あやめではないです)。


・信長塀

  なんと皆さんご存知の「日本三大土壁」のひとつです!(そんなのあるの?)



・本宮

  草薙神剣が納められている場所です。手前の手前の手前あたりまで入れます(遠)。当然、実物は見れません。そもそも実物を見た人はほぼいません。天皇ですら見れません。もはや本当に存在するのか、剣なのかすらわかりません。この辺を掘り下げると「日ユ同祖論」に繋が(以下同文)。


・御神木

  ドラゴンマスター空海師匠が植樹した楠です。樹齢1000年以上(1200年くらい?)で、ものすごく太い幹をしています。根本の穴には白蛇さんが住んでいるとか。白蛇さんを見たり、御神木を待受にすると良いことがあると言われています。今日は白蛇さんはいませんでした( ;∀;)



・清水社

  美しい女性の姿をした水の神様、罔象神(みずはのめのかみ)を祀っている。 裏手には「お清水さま」と呼ばれる湧き水が流れており、この湧水で目を洗うと目の病気が治ったという逸話が伝わっている。 それだけでなく、湧水で肌を洗えば肌が綺麗になる効果も。 湧水が流れる場所の中央に配置された石碑は、傾国の美女と呼ばれた「楊貴妃」を供養した石の一部という説があり、石碑に水を3回かけて祈願すれば、願いが叶うと言われている。



敷地面積は約19万㎡を誇り、本宮のほか別宮・摂社・末社を合わせると45社もある。貴重な文化財や資料を収蔵した宝物館も併設。



【内容】

境内に入ると、神聖な空気が漂いました。

これは期待できそうです。

境内はずっと平坦です。お参りはしやすいです。


本宮を囲むようにある「こころの小路」の途中にある「龍神社」をお参りします。小鳥のさえずり、木々のざわめき、辺りは木々に囲まれ、まるで森林浴をしているような気分になりました。木漏れ日もあり、清々しいです。




本堂に向かう途中、本堂と間違えて神楽殿を見ていました。それほど立派な造りと大きさでした。


いよいよ本堂です。




いざ目の前にしてみると、やはりかなりの大きさでした。近付いてみるとその大きさに圧倒されます。しかしここでちょっとトラブル発生。

本堂付近で撮影する素振りを見せた途端、近くにいた日本人の警備員さんに「NO PICTURE!!」と大きな声で怒鳴られてびっくり! 「ビクッ」となり、思わず「sorry!」と答えてしまいました(なんで英語で返した?(笑))


周りにもカメラを構える人は多く、皆さん近くで怒鳴られてました。みんな「ビクッ」ってしてた(笑)


うーん。

いや、きっと撮影禁止エリアなことや、それを止める役目なのもわかるけど、言い方は考えてもいいのではないかと思います。かなりのきつめな言い方でした。


撮影禁止の札や注意書もないし、今時は撮影なんてあるあるなので、祀られてる奥社の方向じゃないなら、そこまで厳しく言わなくても良いのでは?

神社は写真を撮る場所ではないと言われればその通りだけど、ソフトに伝えても良いと思いました。賛否両論ありそうですが。


そんなこんなで、やや凹みながら境内の飲食店に行き、泣きながらきしめんをすする私。



お店の隣にあった草薙館で、ストレス解消に重い刀を持ち上げてみたり。



更に近くにあった御神木に長々と愚痴を聞いてもらったり(不審者)しながら(メンタル弱すぎん?)回復し、なんとか帰路につきました!




【御朱印】

ここでは「御神印」と呼ばれていました。

本殿の右手に、お札やお守りと共に取り扱っていました。




【総評】

境内に入る辺りは神聖な感じがしたのですが、本宮付近はそれほどても?な感じがしました。造りはすごいので、見る価値はあると思います。全体的に広々として大きい造りのものが多いですが、「きらびやか」「雅」「味わい」というものは少なく、シンプルな印象を受けました。

剣は戦い、倒すためのもの。

そして神ではない。力ある道具。

だからでしょうか?

神社と人の相性もあると言いますし、まあ気のせいですかね!



【NEXT】

愛知県 八百富神社。