「龍つなぎの旅」7日目。秋田県 大龍寺。
JR男鹿駅から徒歩5分。
【天気】
今日の天気は曇り時々雪。とても寒いです。
関東や近畿とは違います。普通に雪が積もってます。
【場所】
秋田県の男鹿半島にあるこちらのお寺。
神社をお参りする人は多いですが、是非お寺もお参りして欲しい…そう思えるほど、良いところでした。
【混雑状況】
今日は日曜日なのに見学する人はなく、またしても貸し切り状態に。
【伝説】
日本海に棲む龍神が 五衰三熱の苦悩から逃れるため 絶世の美女に化身し 俊鏡和尚のもとに通って得度してもらい 髪の毛を残していった。その際にお礼として龍髪と湧水を残していった。
【見所】
・「楽水亭庭園」と呼ばれる回廊に囲まれた中庭。
・「美女の祈願寺」と書かれたものの正体。
・半島と海を一望できる楽水亭。
・回廊の二階にある大きな鐘。
・各所に点在する仏像、彫像、絵画、写真。
【御朱印・売店】
本堂入ってすぐのところにどちらもあります。
【内容】
お寺に入り本堂前に近づいて行くと、お寺の関係者の女性が扉を開けて顔を出し、声をかけてくれて、中に導いてくれました。
導かれるまま本堂に入ると、ちょうどこれから法事が始まるところでしたが、それまでどうぞと勧めてくださり、ご本尊周りを見学させてもらえました。ありがとうございました(>_<)
本堂は回廊と繋がっていて、回り方や見所も教えてもらえました。優しい!
順路通りに回廊を進んで行くと、文殊様の像があり、更に進むと回廊の中にある庭園が姿を現します。今日は先日の降雪もあり、「紅葉と積雪が重なった珍しい光景です」と案内してくれた方も仰っていましたが、季節をまたいだとても綺麗な光景でした。
回廊の最奥には龍王殿、そして階段を上がりその上の鐘楼には、撞いても良い大きな鐘がありました。この建物全体を「多宝塔」と呼び、日本で唯一の造りだそうです。
鐘の隣には「美女の祈願寺」の由来と思われる女人像があります。美人になれるのかしら? 男性ですが、必死にお参りしました!
そして「優しい気持ちを持って撞いてください」と書かれた大きな鐘を撞いてみると…なんとも心洗われる音が周囲に響きました。清々しいです。「撞いていいですよ」と案内されたので撞きましたが、法事の最中に鳴らしたかも?大丈夫だったのか(-_-;)
鐘にも龍の彫り物がありました。
鐘楼の大きな窓からも中庭が見れました。向こうには日本海も見えて良き景観です。
下の階に戻り回廊を進むと、「龍神の水」という看板が外にありました…が、寒くて凍っているせいか、何も出ていませんでした。残念( ´△`)
その先には、彫像や写真・絵画などが並ぶ回廊が続きます。所々に龍のものもあり、テンションもあがります。
回廊の終わりには幾つかの部屋があり、歴史あるものが展示されていました。
最後に「楽水亭」という部屋に着き、そこからは座ったまま「日本海を池と見立てた庭木のある風景」が見れるようになっていました(そうご説明頂きました)。なんとも風流な作りです。
また、中庭が間近に見れる部屋でもあり、ガラステーブルに映った反射した景色も素敵でした。
【総評】
全体的に見所も多く、人も案内板も景色も優しい場所でした。
「お寺」というと抵抗ある方もいるかもしれませんが、是非来てもらいたい、マイナスなものを感じることがない、お勧めのお寺です。
【その他】
お帰りの際は男鹿駅前の「TOMOSU CAFE」というお店がお食事もお茶もとても美味しいのでお勧めです。落ち着く雰囲気の素敵なお店でした。
明日は青森県の「善知鳥神社」(うとうじんじや)に行きます。