子供が夏休みに突入した7月最終週、さっそくイベントがやって来た。

『セミの羽化を観察しよう!』

なるほど、それは神秘的なものを見ることができるかもしれない。

が、どんな森林に入り込むことになるのだ?

蚊の餌食になるんじゃないのか???
奴らは汗の匂いとО型の血液を好むという。
このままでは俺は餌食確定ではないか!

虫除けスプレーをビームライフルのように握りしめ、嫁の運転で集合場所のグリーンガーデン枚岡へ向かう。

グリーンガーデン枚岡
http://www.green-g-hiraoka.jp/

教室には、おそらく定年後にのんびりと枚岡公園と共に生き、ボランティアに精を出すおじいちゃん達による熱いセミ談義が交わされていた。

この時期だから、外は中々暗くならない。ならば、外に出るのは暗くなってからでよいのではないか?
しかし、モスキートリスクを少しでも低減したい願いは無残に打ち砕かれ、まだまだ明るい17時に羽化ポイントへの行軍は開始された。

手足、顔面、頭皮、全身くまなく完全に虫除けスプレーでコーティングし、森林の様相をたっぷり残した枚岡公園に足を踏み入れた。

その道すがら、様々なセミの鳴き声の解説があった。

ヒグラシの鳴き声などは、もはや都会で聞く機会がないので貴重だった。

なにより、セミの鳴き声にも美しいものと、そうでないものがあり、セミの鳴き声に美しさを見出す感性なんてもんを人間はもちえることに深い感銘を受けたのだった。

思わぬ収穫やな~、と感じ入りながら行軍は続いた。

つづく