隣国について
おおよそ20年(以上)前の学生時代、研究室の主なテーマが韓国建築と東南アジア建築だったこともあって(私は日本建築でしたが)、学部~大学院にかけて3回、計3週間の研修旅行に参加した。当時の韓国は、どちらかと言うと親日感情にあふれていてどこに行っても親切にしてもらったのを覚えている。特に年配者はとても親切だった。そして、町を行けば、あれ?ここ日本か?と思うくらいに日本の曲が流れ、カラオケバー行けば日本語の曲が大量にあり、そこで我々が(やや遠慮がちに)日本語でカラオケを歌えば、あら不思議驚き、回りから大合唱がおこり、我も我と彼等が競って日本語の曲を歌い、こちらが気をつかってしまう・・・そんな様だった。あれから20余年、センチメンタルになる気もなければ欺瞞に対して一歩も引く気はないのだが、いったいどうしたことか???という疑問は否めない。もっとも、思い起こせば反日 の萌芽があるにはあった。※韓国 独立記念館(各自検索してみてください)そもそも、国際問題というのはことの真偽は棚上げ先送りにして、とにかく国家間の友好関係を優先して、何十年もかけてその友好関係を醸成し、ひいては、『ほんとかどうかわからないけど、昔そんなことがあったらしいね、だけど今さらもういいよね。事実云々は歴史学者に任せとけばいいじゃないか』と、積極的になし崩しにするしかないのである(これを上手な妥協という)。20余年前、そういう意味ではすごくいいスタートラインだったと思うのだが、現状を見るにつけて、国民を先導する政治的悪意を感じざるを得ないのである。