funta(ふぁんた)のブログ -335ページ目

とある演歌歌手のステージ、マジで腹が立つ話。

プロデューサーの仕事とは何か?いろんな説がありますが、私は、関係者全員が納得する形で収めて、かつその振り幅を決めることだと考えています。

 つまり、50万円のステージを作って500人にチケット1,000円で売ってもいいし、2,000円で250人集めてもいい。

 あるいはもっと予算をつぎ込んで、300万円の価値のある豪華な興行に1千人収容100万円のホールと諸経費で500万円の舞台価値とし、5,000円のチケットを1,000枚売ってもいい。そのかわり1000枚売るには宣伝広告費にも相当な金額をつぎ込んで、その分集客で回収しないと。

1,000人も集客できるイベントならスポンサーがつくかもしれません。スポンサーが100万円出してくれれば、5,000円のチケットを4,000円にできるかも。あるいは100万円分の商品券をプレゼントすることで更に客が集まったり。

とにかく、演者もお客様もスポンサーも納得できる形に着地させるのが仕事。そのために10万円の予算使って10万回収しようが、1億円の予算をつぎ込んで1億円売り上げて回収しようが、それはプロデューサーの力量次第。予算がいくらだろうが、赤字を出さなければ立派なプロデューサーと言えます。

 ところが、中には不思議なプロデューサーがいるのです。いや、プロデューサーとは言い難いな。

数年前、とある区民センターで、誰もが知ってる有名な女性演歌歌手の公演があったそうです。しかもその公演のプロデューサーは区の若い女性職員が請け負ったそうです。

 チケットが幾らだったのかは知りませんが、区が主催のイベントだったとすればせいぜい2,000円~3,000円。区で一番大きな区民ホールがキャパ500弱ですから、普通に考えると、3,000円のチケットを完売できたとしても、その興行収入はせいぜい150万。区のイベントはこれが限界です。

 もちろんその呼ばれた演歌歌手はプロですから、ステージは本当に素晴らしかっただろうと思います。音響も照明もミュージシャンも大道具も他の出演者も全て自前で用意してパッキングしていたはずです。
ただ、この興行でスポンサーである区が興行主に支払った金額…私が区の職員から伝え聞いたその金額はなんと・・・800万円!!(正確な金額ではないかもしれませんが、このくらいの規模らしいです)

 まぁ、800万円の舞台を、自宅から程近い区民センターで数千円で見られるのなら、区のお年寄りは喜ぶでしょうね。区の思惑としても成功だと思います。が、それでいいの?スポンサー的に800万の予算を掛けて、何がメリットあったの?そのお金って間違いなく全部我々の税金ですよね?

果たしてどれほどのお客様が入ったのかは不明です。仮にキャパ500のホールで800万の舞台を売ろうと思ったら、完売したという仮定でチケット1枚平均1万六千円。これが500枚完売しないと赤字です。区の行事だとしたら絶対にありえない金額。

 この先は私の心の叫びです・・・

 『結局、その演歌歌手のファンである区の職員のオッサンが、税金使ってパッケージ(音響照明スタッフもセットもすべて一緒にパッキングで幾らという商品)を買って、面倒なやり取りは全部若い女性職員に押し付けといて、公演の当日は控え室で一緒に写真撮ったり本人からサインもらったりしただけじゃないの?』


 税金800万使って、関連業者なんかに無理やりチケット買わせて、うち100万でもチケットで戻ってくればラッキーくらいに考えてたんでしょうか?
 その女性演歌歌手に全く恨みもないけど、「区の税金800万をドブにすてた興行」と言われても文句言えないのでは?800万と見積もり出たから税金から800万捻出して、その舞台の中身には一切口を出さない。業者も興行主まかせ。それって今時の小学生でも出来る仕事だよ。お役所仕事の典型みたいなもんだ。費用対効果なんて全く考えてない。

もうひとつ腹立つのは・・・公演が終わったあとその女性職員が周囲に対して
「私は一公演で800万円ものお金を動かせる名プロデューサーなのよ!」と嘯いてるという噂。

 あのねー、「800万動かす」って意味は、800万の予算内で演者や業者を自ら選定し、場所も日程も確保して、効果的な広告を打ってチケットや商品を販売し、最終的に800万以上の売り上げ(または宣伝効果)を得ることであって、あなたみたいに税金使って800万のお買い物をすることではないよ・・・言ってみれば800万円の「初めてのお使い」みたいなもんでしょ? ばかばかしすぎて今さら説明する気にもならない。
 
 税金の使い方、完全にまちがってるでしょー。あんたら…