インド唯一の核搭載可能原潜が、昨年2月の浸水事故から航行不能になっていたことが明らかになり、インドの核抑止力低下が危ぶまれている....



インド初の国産原潜「INSアリハント」が、昨年2月に浸水事故を起こして沈没寸前になって以降、現在まで1年近く航行不能になっていることがわかった。
インドの英字紙ザ・ヒンドゥーによると総工費29億ドルをかけて建造されたアリハントは、昨年「人的ミス」によって推進室が浸水し、大きな損傷を受けた。その後は、10ヶ月以上にわたって修復作業が続いている。インド海軍の関係者によると、事故原因は、誰かが誤ってハッチを閉め忘れたことだという。今現在も浸水した艦内から海水を汲み出し、部品の交換をするなど、大規模な修復作業が続いているが、艦内の水冷システムのパイプは、水圧で大規模に破損し塩分で腐食しているという。

🔷これで支那と戦えるのか?

インドと支那は、昨年6月から2ヶ月以上にわたって、国境係争地の「ドクラム(支那名・洞朗)」高地で双方の軍が対峙を続けた。その際に、アリハントが海上に姿を見せていない事が注目されていた。
アリハントは、水中排水量が6千トン。インド海軍が内密に進めた先進技術艦(ATV)プロジェクトによって、南部の港湾都市ビシャーカパトナムで建造された。2016年10月に就役し、現在インドで唯一の核ミサイルを搭載できる潜水艦。アリハント・級の2隻目の原潜「INSアリガント」も昨年11月に就役したが、現在はまだ試運転の段階だ。

アリハント級は4つのミサイル発射システムを備え、短距離弾道ミサイルや中距離核ミサイルを搭載できる。インドは、太平洋侵略を狙う支那に対抗する「インド太平洋戦略」の要でもある。地元紙ザ・ヒンドゥーによると、インド軍は事故そのものの失態はもとより、アリハントが使用できないことで隣国パキスタンやその他の核保有国に対する抑止力が低下することを憂慮し、事故を隠していたものと見られる。インド国防省は、本誌の取材に対してノーコメントを続けている。(以上抜粋)



🔥総工費29億ドルの新鋭潜水艦がハッチの閉め忘れという初歩的なミスによってオシャカ寸前までになっていたなんて...人的ミスの恐ろしさをインド軍は痛感していることでしょう!今後はこのようなミスが起こらないようにしてほしいです。支那の潜水艦が尖閣諸島の接続水域を潜行しながら航行していたのを素早く発見した日本の自衛隊は流石です。