佳境を迎えた平成30年度の税制改正論議で、美術品等文化財を対象とした相続税の納税猶予の特例措置が検討項目に上がった。背景にあるのは、価値ある文化財が、相続税納付の為に売却され結果として所在不明になったりすることへの懸念だ。日本の古美術品の人気は隣国(支那・朝鮮)を中心に諸外国でも非常に高まっており、貴重な古美術品や文化財の海外流出を防ぐためにも、安定した「継承」や「保存・管理」のための税制・予算上の対策が急務になっている。
「日本の文化財を国内に残して守るために是非『○』でお願いします!」

6日午後、東京・永田町の自民党本部9階で開かれた税制調査会会合で、丸川珠代前五輪相や山谷えり子党文化立国調査会長らは声を張り上げこう訴え、美術品・文化財への相続税の納税猶予のための特例措置の導入を強く求めた。
党税調幹部は、数ある検討項目を「○(受け入れる)」「✖︎(お断りする)」などど仕分けし、この特例措置については「検討をして、後日報告」を意味する「△」の印をつけた。「○」ではなかったが、政府・党関係者によると、この特例措置は平成30年度の税制大綱に明記する方向で進んでいるという。

国宝や国指定重要文化財となっている美術工芸品は今年4月時点で1万654点に上がるが、文化庁の調査によると3月31日の時点で164点が行方不明となっていた。この中には「短刀(銘国光)」や「太刀(銘吉平)」の国宝2点も含まれる。

行方不明の理由の内訳は、所有者の転居(転居を機に所有者と連絡が取れなくなる、など)が63件で最多で、次に多かったのが所有者の死去(所蔵場所を遺族が知らされておらず、不明になる、など)が36件だった。ほかにも盗難(支那・朝鮮人による)が30件!!!、売却(新たな購入者が法定の所有者の登録をしない、など)が9件あった。

美術工芸品の所有者が売却を検討する背景には、保存・管理が経費面で困難であることや、相続税の納付額が高額に上がることがあると考えられている。

例えば、先祖伝来の「家宝」の美術品も一度、国の重要文化財に指定されると、評価額が桁違いに跳ね上がる。だが、その評価額に対して相続税がかかるため、「家宝」を売って税金を納めるー。そんなケースは少なくない。
この春に逝去された評論家の渡辺昇一氏がかつて著書『相続税をゼロにせよ!』で、相続税や遺留文のために、貴重な屋敷を取り壊したり、美しい庭園を更地にしたりする例を紹介し、「今の税制は生きている文化を根こそぎ剥ぎ落とす方向に向かわせてしまっている」と訴えていたのを思い出した。

国重要文化財に対する相続税の優遇措置では、「建造物」が財産評価額が7割減額される。だが美術工芸品に対してはこれまで優遇措置自体が全くなかった。

優遇措置があれば、所有者による売却とその結果としての散逸、行方不明となるケースを避けられるかもしれない。文化庁が美術工芸品に対する納税猶予を求めてきた背景には、こうした事情がある。

文化庁によると、さまざまな事情で重要文化財の所有者が国や自治体に買い上げを依頼する事例は珍しくないという。だが、国宝や重要文化財の買い上げ予算は平成14年度には約25億円あったのが、今年度はたったの約9億円まで激減した。。。このため、個人所有者が買い上げを希望しても、予算の都合で国が断わるケースが多い。国や自治体に買い上げを断られた所有者が他の者に売却を依頼した結果国宝・重要文化財が海外に流出する可能性が非常に高くなる。実際、平成20年に運慶作の大日如来坐像(同年、重要文化財に指定)が米国でオークションに出品されたのは、所有者による買い上げの要請を文化庁が予算の都合で断られた後だった。 結果的に日本の宗教法人がギリギリの所で落札して海外流出をかろうじて免れたが、教訓的な事例だろう。日本の古美術品の人気は海外で非常に高まっている(特に支那!)そのことを裏付ける関連の輸出統計もある。国宝や重要文化財の海外持ち出しは禁じられているが、現に違法に海外に持ち出そうとする外国人は摘発されている、海外での日本の古美術品の人気の高まりは一面では、「密輸」のリスクも高めている。


所有者が、相続税の納税を懸念したり、国による買い上げを断られたりしてやむなく他に売却した文化財が、所有者が変わる過程で行方不明になり、いつの間にか海外に流出していたらー。仮定が重なるが、こんなことも起きうるだろう。

貴重な日本の文化を守るための税制や予算上の措置が今後、さらに充実することを望みたい。(以上抜粋)


🔥日本は観光立国目指すと言っている。その為には古い町並みの保護・整備や国宝や重要文化財が国外に流出しない仕組みと、後世まで残す修復などの取り組みの強化を望みます!確かに訪日外国人は増えてはいるが...来日しているのは殆どが反日国家の支那か朝鮮人ばかり、手放しで喜んでるいる場合ではないと思う!観光客のフリをして不法入国や凶悪犯罪にせっせと勤しむ腐れ支那人や朝鮮人の多い事をマスゴミは全く報道しない!対馬から強奪された仏像は未だに戻って来ない!神社仏閣に傷を付ける、もう朝鮮人のビザ無し渡航は廃止にして、支那人と朝鮮人は入国制限を設けるべきです!土地の取得も厳しく制限して、必要な時は立退かせることができるようにして欲しい。