人に何かをしてもらう時に「任せる」って難しい。


「任せる」からと言って丸投げするわけにはいかないから、「様子を見ながら」適度に「今こんな状態だね」とお互いに確認する必要がある。


私はこの「様子を見る」のが難しいと思う。


つい、「大丈夫?」と聞いてしまうからだ。ところが「よしやるぞ!」と意気込んでいる相手に「どう?大丈夫?」と聞いてしまうと明らかにやる気をそいでしまうことがある。


相手が「わからないぞ。困ったな。聞きたいなぁ」と思っているときは、「大丈夫?」は必要なんじゃないかと思っていた。でも、それは本当に相手のことを思って使っているというよりも、「自分が困るのを防ぎたい」という打算もあったのかも。


任せた後はしばらくは「待つ」。


「大丈夫?」を使わないでやってみたいと思う。



僕は「お年寄り」ワンコだ、とよく周りに言われるが、数日前、もっと「ご年配」ワンコに遭遇した。


飼い主さんのおじいさんと、ゆっくりしたペースで歩いていた。白い、僕よりも大柄なワンコ・・・。


ねぇさんは、おじいさんからその白いワンコが19歳だと聞いて驚いていた。もともと40キロもあったという大柄な「ご年配」ワンコは、僕に「よう」と挨拶した後、おじいさんと一緒に、すたすた歩いて去って行った。


僕の後ろ足のサポーターと、そのワンコの足取りを、思わず見比べてしまうねぇさん・・・。


やっぱり重いんじゃなかろうか?と少し心配になった僕に、ねぇさんが言った。「休憩しながらのお散歩も悪くないよ」


にぃと笑うねぇさんに、僕も笑顔になった。






本を読むと、「やらないことを決めよう」と書かれていたので、「よし!まずそこから入るかと紙に書きだしてみた。


今まで一日に2時間から3時間ぐらい使っていた事柄がリストにあがる。


他の人のブログを読んだりする時間も「毎日⇒週に1回」に変更しようかなと思っていた。


4月1日から実施。仕事が余計にはかどらなくなった…。急にすべてを「やめる」のは難しいらしい。方向性だけ、「やる方向」「やらない方向」で、いいのかなと思った。

雨の日とか、雪の日とか。


「日向ぼっこできないねぇ」とねぇさんは、ちょっとさみしそうだけど、家の中で2度寝するのは、それほど悪くない。


寝てるのに、なぜか何度も顔をのぞきに来る、ねぇさん。どうやら仕事が煮詰まってるから、僕を構いたいらしい。


寝たふりをしてたら、ねぇさんが後ろ足をマッサージしてくれた。いい気持ち。思わず伸びをした。


マッサージの後は、後ろ足を動かすリハビリ。僕のかかりつけの先生によると、「自力で立てなくても、足を動かしたあげた方が体にいいよ」ということらしい。


「いちにい、いちにぃ」


張り切るねぇさんに、半目の僕。眠いって言ってなかったっけか?

ねぇさんと、公園を散歩していると、ねぇさんは「頑張って歩いたね!えらいねぇ」と声をかけてくれる。


なんで褒められてるのかよくわからないけど、ねぇさんがうれしそうなので、ちょっといいなと思う。



時折、公園を散歩している人が僕をみると、なぜか顔をしかめる人がいる。僕の後ろ足をじろじろ見ながら、「あら、かわいそうねぇ」といいながら通り過ぎる。


僕は何が「かわいそう」なのかよくわからないけれど、ねぇさんの顔が、その瞬間曇るのを知っている。だから、「かわいそう」と言われるのは好きじゃない。



今日も、いつものように歩いて、おやつを食べた。それから、昼寝しているところをねぇさんに起こされた。まだ眠いのに。





自力で歩けなくなって3週間。


「元気なさそうねぇ」と言われたり、「あらっ、元気そうじゃない」と言われたりするけど、あまり僕としては変わりがないと思っている。


ねぇさんが後ろ足をタオルでサポートしてくれるので、自分の行きたいところにも行けるし。


おやつは前よりも1割増しでもらっているし。


先日、ねぇさんが車で、公園まで連れてきてくれた。よく歩いて散歩してた、大きな芝生の広場があるところ。いつもの定位置までまっすぐ歩く。「ここ好きな場所だったよね」というねぇさん。僕が好きというよりも、ねぇさんが好きな場所なんじゃないかなと思うけど、まぁいいか。


家の周りをあるいたり、公園を歩いたりして、前足を鍛えている僕は、まだまだ行けると思っている。


ただ今13歳11か月。