【ほぼ週刊】ハッタリ新聞

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ジェイムズ・P・ホーガンの
[星を継ぐもの]


星を継ぐもの


 ギリス人SF作家 "ジェイムズ・P・ホーガン" のデビュー作ですね。1977年に発表し、最近では星野之宣によって漫画化もされています。

 あらすじを大まかに言えば、月面で宇宙服をまとった5万年前の人間の死体」が発見されて、これは一体どういうことなんだと科学者達がてんやわんやしちゃうお話です。
映画『キサラギ』は自殺したマイナーアイドル・如月ミキの死について5人のファンが論争を繰り広げますが、『星を継ぐもの』ではマイナーアイドルが5万年前の人間となり、アイドルファンが世界的権威の科学者に置き換わり、さらには舞台がアパートの一室から太陽系へと飛躍し、アツい論争を繰り広げるのです。


 ちなみに「5万年前」とはどんな時代だったかというと、クロマニョン人やネアンデルタール人がヨーロッパをたむろしていた時代です。
この時代はひとつのキーワードのようで、現生人類がアフリカを出て勢力を拡大したと考えられている頃でもあります。
まあ勉強不足なので大した話は出てきませんが…そりゃあ、てんやわんやしますよね。


 「俺はこの話を書きたいんだ!」というよりは、「俺はこのアイデアを皆に言いふらしたいんだ!」という作者の気持ちがビシビシ伝わってくる本であり、それが独自のおもしろさを与えている気がします。
登場人物の感情描写が少ないうえに、ストーリーも死体の謎解決のみの構成になっている為に、アイデア自体のおもしろさがより直球に伝わってくるのです。

 最後にこの本から名言をひとつ。
「トラック一杯のハンバーガーから一頭の牛を復元しろと言われたら、あなたはどうなさいますか?」




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SF度:5点☆☆☆☆☆
ドラえもん度:5点☆☆☆☆☆
科学度:5点☆☆☆☆☆
宇宙度:5点☆☆☆☆☆
地球度:2点☆☆
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(text : 新年がおめでたい八田)