皆さん、こんにちは。地方でパート主夫をしているKです。



前回のブログで、僕は主治医に「他の病院へ行って!」と突き放され、「転院する」という決意を書きました。

​今日は、その後の話です。
絶望的な気持ちで、以前通っていたメンタルクリニックの扉を、再び叩いた日のことを。
​絶望的な「紹介状」を握りしめて
​転院を決意したものの、僕の心は鉛のように重く、不安でいっぱいでした。

なぜなら、前の主治医が書いた「紹介状」が、僕にとって時限爆弾のように思えたからです。
​「うちじゃ障害年金が思うように書いてもらえないから、転院するそうです」
​先生は、僕にそう言いました。
普通、紹介状は治療の経過を伝えるもの。でも、僕がこれからお世話になる先生に渡されるそれは、まるで「この患者は、自分の思い通りにならないと医者を変える厄介者ですよ」と書かれた、レッテル貼りのようでした。
​「きっと、疑いの目で見られるだろう」
「また、否定されるかもしれない」

​そんな恐怖で、予約の電話をかける手は震え、クリニックへ向かう足は、一歩一歩がとても重かったです。
​決戦の転院日。心臓が口から飛び出しそうだった
​クリニックの外観も、受付の雰囲気も、何も変わっていませんでした。
でも、僕の心境だけは、以前通っていた頃とは全く違う。待合室で自分の名前が呼ばれるのを待つ間、心臓の音がうるさいくらいに聞こえていました。
​そして、ついにその時が。

「Kさーん、診察室へどうぞー」
​僕は固唾をのんで、診察室のドアを開けました。
​「あ、ひさしぶりー」拍子抜けするほど、いつも通りの先生
​診察室に入ると、以前僕の主治医だったA先生は、カルテから顔を上げて、僕を見て言いました。
「ひさしぶりだね。元気だった?」
​その、あまりにも軽やかで、拍子抜けするような挨拶。
僕が想像していた、疑いや警戒に満ちた空気は、どこにもありませんでした。
一瞬で、僕の全身から力が抜け、張り詰めていた緊張の糸が、ぷつんと切れました。
​僕が救われた、A先生の言葉
​席に着くと、A先生は紹介状に目を落としながら、静かな口調で言いました。

「紹介状、読ませてもらったけど…。うん、まあ、大変だったねぇ。前の先生とは、あまり上手くいかなかった?」
​まるで、僕のこれまでの苦しい戦いを、全て見透かしているような言葉でした。
僕は、デイサービスでの挫折から、前のクリニックでのやり取りまで、必死に、拙い言葉で経緯を説明しました。

​僕の話を遮らずに最後まで聞いてくれたA先生は、最後にこう言ってくれました。

「なるほどね。うん、もちろんこれから状態をしっかり精査していく必要はあるけど、Kさんの話を聞く限り、障害年金を申請してみる、という選択は、決して間違ってないと思うよ」
​その言葉を聞いた瞬間、僕の目頭が、じんと熱くなりました。
ずっと、ずっと否定され続けてきた。僕の苦しみは、ただの「甘え」や「わがまま」なんだと、自分自身でさえ思い始めていた。
その全てを、A先生は、ただの一言で救ってくれたのです。
​まとめ:良い医者を探すことは、治療の第一歩
​障害年金の申請は、まだスタートラインに立ったばかりです。
これから、もっと大変なことがあるかもしれません。
​でも、僕には、僕の言葉に耳を傾け、同じ方向を向いてくれる先生がいます。
それだけで、僕の心は、絶望の淵から這い上がることができました。

良い医者を探すことは、病気を治すための、そして、自分の人生を取り戻すための、本当に、本当に大切な第一歩なのだと、心の底から痛感しています。
​もし、あなたが主治医との関係に悩み、一人で苦しんでいるなら。
どうか、諦めないでください。
あなたを救ってくれる先生は、きっとどこかにいます。
​僕のこの経験が、誰かの「転院する勇気」に繋がれば、幸いです。

とはいえ、まだ病状を見極める段階。良くなるならそれが一番だけど、しっかりと病状が伝わるように自分自身を観察していかないと😓笑