codomo Lab カウンセラー kiyoです!
「ピグマリオン効果」
という言葉、聞いたことありますか?
元々は教育心理学の用語で、
先生から期待を持って関わられることで、生徒の学業やスポーツの成績などが上がるという現象です。
おとなが
「この子はできる!」
という見方で関わると、こどももその期待を意識した結果、成績が上がると考えられています。
その逆は、
「ゴーレム効果」
「この子は教えてもわからない子だ」
「この子は言うことを聞かない子だ」
など、おとながこどもに対して否定的なレッテルを貼ってしまうことで、こどもの問題行動が増えたり、成績が下がったりするという現象。
おとながこどもに期待をかけなくなって、粗雑な態度をとったりした結果、子どもがやる気をなくしたり、問題行動が増えたりすることにつながると考えられています。
これらの説には「おとなの期待」だけが、こどもの成績を上げたり、下げたりしたわけではない!という批判もあります。
こどもの言動は複数の要因から生み出されるので、その批判も一理あると思います。
ただ
「おとなの期待」
あるいは
「期待されない」
をこどもがくみ取って、それに応えようとすることは、これまで私が出会ってきた親子関係の中でもよくあることでした。
期待の内容は些細なことから大きなことまであると思います。
親子共にしんどくなるのは、ゴーレム効果サイクルに陥った場合。
「また忘れ物した」
「また宿題してない」
「また片付けしてない」
「またケンカした」
「また嘘ついた」
何回言っても、同じことを繰り返す(怒)
「あんたはそういう子やもんな!」
「どうせ、また君がやったんだろう!」
となると、こどもとしても
「自分はダメな子なんだ」
「おとなはそういう目で自分を見ているんだ」
「頑張ってもムダか」
「どうせ、自分なんか…」
というサイクルに陥り、問題行動が増えていくこともあります。
小さいこどもと親との関係だけでなく、思春期のこどもと親との関係でもよくみられます。
(おとなの上司と部下との関係でもあり得ますね)
そんなこども達も、周りから期待されたり、誠実に関わってくれるおとな、友達のいる環境に変わることで、これまでとは違った姿を見せることがあります。
これまで何でも投げやりだったり、問題行動ばかりだったのに、積極的に活動できたり、いろいろな問題行動が減ったり。
おとなの期待にばかり応えすぎて、こどもがしんどくなるのは「過剰適応」という良くない状態ですが、お互いのためにゴーレム効果サイクルには陥らないように気をつけたいですね。
ゴーレム効果
↓
ピグマリオン効果
に変化させるために、
「うちの子、期待するところがない…」
「ほめるところがない…」
「きちんとしてくれたら、ほめられるのに…」
という思いもあるかもしれませんが、
「できて当たり前!」
という親の意識をちょっと横に置いてみましょう。
もしくは、親の求めるレベルをちょっと下げてみましょう。
そして、まれにでも、当たり前のことと思うことでも、できた時には、大げさにほめるようにしてみましょう!
おとながこどもを信頼することで、こどももおとなとの信頼関係を作っていけるものです。
焦らず、ゆるりといきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
☆codomo Labは「笑っているこどもは 笑っているおとなの中で育つ」をキーワードに、こどももおとなも心から笑える社会を目指します!
☆ピグマリオン効果を増やして、こどももおとなも笑顔でいられるようなペアレントトレーニング講座も開催予定です。
