中学校の卒業式を
翌日に控えたあの日。

 

 

 

突然の大きな揺れが
僕たちの日常を奪った。

 

 

津波、火事、停電。
ライフラインはすべて止まり、
街は地獄のような光景になった。

 

 

 

父は3日間帰ってこず、
「もう死んでいるかもしれない」
そう覚悟したほどだ。

 

 

 

だからこそ、
再会できた瞬間の涙は、
絶望から解放される涙だった。

 

 

 

あの震災は、
僕の人生観を大きく変えた。

 

 

 

一つ目は、
「当たり前は当たり前ではない」
ということ。

 

 

水が出る。
電気がつく。
ご飯を食べられる。

 

 

それらすべては奇跡であり、
決して保証されたものではない。

 

 

だから今では、
小さな日常にも
感謝できるようになった。

 

 

二つ目は、
「人とのつながりの尊さ」。

 

 

 

震災直後、
助け合う人々の姿を見た。

 

 

 

食料を分け合い、
声をかけ合い、
支え合って生き延びていた。

 

 

孤独は耐えられない。
でも、人とつながれば
不安も半分になる。

 

 

家族の存在も、
友達の言葉も、
どれほど大切かを知った。

 

 

三つ目は、
「生きる意味を考えるようになった」
ということ。

 

 

死は本当に突然やってくる。

 


前触れもなく、
一瞬で日常を奪っていく。

 

 

だからこそ、
ただ時間を過ごすのではなく、


「自分は何をしたいのか」
「どう生きたいのか」
を意識するようになった。

 

 

夢や挑戦に踏み出す勇気も、
震災を経験したからこそ
芽生えたものだと思う。

 

 

震災は確かに残酷だった。
失ったものは大きく、
今でも思い出すと胸が苦しい。

 

 

けれど、
あの経験を通して
「生きる」ということを
深く学んだのも事実だ。

 

 

当たり前の大切さ。
人とのつながり。

 


そして生きる意味。

それらは今でも、
僕の人生を支える軸になっている。

 

 

震災が人生観に与えた影響は、
決して小さなものではない。

 

 

あの日を境に、
僕はただ生きるのではなく、
「感謝して生きる」ことを
意識するようになった。

 

 

そして今もなお、
その思いを胸に
前へと進んでいる。