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中学2年生の頃、
僕は心を壊しかけていた。

 

 

 

野球部の顧問や担任から
毎日のように責められ、
罵声を浴び続けた。

 

 

 

味方はどこにもいなかった。

 

 

 


チームメイトも見て見ぬふりで、
僕は孤立していた。

 

 

 

朝起きても体が動かず、
学校に行くのが怖かった。

 

 

 

鬱病同然の状態。
ただ息をしているだけで、
精一杯の日々だった。

 

 

 

そんな僕を守ってくれたのは、
父と母だった。

 

 

二人は黙っていなかった。

 

 

 

「このままでは潰される」
そう思ったのだろう。

 

 

 

校長先生に直接会いに行き、
顧問の行為について
強く訴えてくれた。

 

 

 

さらに警察にまで足を運び、
子どもを守ろうと
本気で動いてくれた。

 

 

 

その姿を見て、
僕は少しだけ
安心することができた。

 

 

 

「自分には味方がいる」
そう思えたのは、
あの時が初めてだった。

 

 

 

もちろんすぐに
状況が好転したわけではない。

 

 

 

顧問の態度が
急に優しくなることはなかった。

 

 

 

でも、父と母の行動によって
学校側は無視できなくなった。

 

 

 

それまで野放しだった顧問のやり方に、
ようやくブレーキがかかったのだ。

ほんの少しずつだけれど、

 

 


僕への扱いは緩和されていった。

完全に救われたわけではない。
傷ついた心はすぐには戻らなかった。

 

 

 

 

でも、両親が必死に
動いてくれたことが、
唯一の救いだった。

 

 

 

僕にとって両親は、
ただの家族ではなく、
命の恩人だった。

 

 

 

あの時、
もし二人が何もしなかったら。

 

 

 

僕は学校に行けなくなり、
人生を投げ出していたかもしれない。

 

 

 

それほどまでに、
あのいじめは過酷だった。

 

 

 

今振り返ると、
父と母の姿は心に深く刻まれている。

 

 

 

「子どもを守るためなら、
大人にでも立ち向かう」

その覚悟を見せてもらった。

 

 

 

僕はあの経験から、
家族の存在の大きさを
改めて知った。

 

 

 

そして同時に、
人が孤立する恐ろしさも知った。

 

 

 

中学2年で経験した孤独と絶望。

でも、あの時の両親の行動が
僕をつなぎとめてくれた。

 

 

今でもその恩は忘れない。

 

 

 

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