食事 | ADHD~少年・8歳~

食事

保育関係の冊子によると


通常

4~5歳児ともなると

嫌いな食べ物も我慢して食べたり

積極的に新しい味に挑戦するともいう。


そ、そうなんだ…。


発達障害児には偏食傾向のある子供が非常に多い。

特定の味覚や食感に対してとても敏感だ。


知り合いの自閉症児くんは

ご飯にふりかけしか食べられない。


我が子の偏食も大したものだ。

あれもこれもそれもみんな大嫌い。

箸をつけないものを食べるよう促したら大暴れで奇声を発し、

無理に食べさせようものなら

吐いてでも応戦する。


あら、子供なんて好き嫌いがあって当然、

そんなものよとおっしゃる健常児の保護者よ、


苦手なものに対する拒絶反応のレベルが別次元なのだ。


ちなみに

食事中の姿勢も悪い。


背筋を伸ばして椅子に座ることがとてつもなく苦手で

(姿勢を保つ機能に何らかの弱点があるようだ)


すぐにごろごろ横になってしまう

我が家のADHDくんは、


膝を立てて体を斜めにして椅子に座り、

左手をだらりと下げて、

ぼとぼととごはんをこぼしながら、

ずるずる音をたてて食べる。


手先が不器用なので(これも特性)

1回の食事でスプーンやお箸は二度三度と落す。

肘に皿をひっかけておかずを床に落とし、

汁椀を手から滑らせ

毎度毎度床は汁びたしだ。


これがほぼ毎回毎回毎回毎回

毎日毎日毎日…。


自分でご飯を食べ始める1歳半~2歳頃より

8歳の現在まで続いているので


夕飯だけでも


2歳~8歳=6年×365回=

2000回は食器を床に落としているわけだ。


という奇妙な計算をするほどに

食事の度、母はノイローゼ気味になる。


外食の場合さらに事態は悪化する。


食事が出てくるまで椅子で寝る。

何度座るように言っても寝る。

寝る。

食事の途中で立ち歩く。

椅子の下にもぐる。

店内を走る。

飛びながら走る。


「どんなしつけをしているんだ!」


幾人もの人から

何度も投げつけられた言葉。


そのたびに母は酷く落ち込み

死にたい気分になった。


食事中に寝てもいいなんて言ってない、

食事中に歩き回りなさいなんてしつけを誰がするもんか


毎回毎回毎回毎回

毎日毎日毎日毎日

言っても言っても言っても言っても


彼は聞いてくれない

座っていられない

体の動きがとまらない


どうしてもどうやっても

罵倒しても泣いても叩いても


同じことをエンドレスで繰り返す。


この苦痛

この苦悩


彼がADHDであると分かった現在ですら

毎日が苦しい。