いきなりこんなタイトルですみません。
実はピー君、将来は医師になることを目指しています。
猪突猛進型・飽きっぽいけど全出力出した時の集中力がすごいADHDのピー君は、自己肯定感の塊のような男(苦笑。良くも悪くも)。
もちろん「現状の話」なので、今通う中高一貫校で色々な人や考えに触れるうちに変化も訪れると思います。
まあ親としては、「そっかぁ。じゃあ、中学のうちは遊んでもいいけど、勉強は今の学校でしっかりやっておかないとね」と話しましたが、先がおもいやられますね(笑)。
そんなピー君ですが、小6の担任の先生に自分の夢について書いていました。
そこにも「医師になりたい」と書いたみたいです。すると先生からのコメントで、「医師を目指すからには、もっと日々の生活をちゃんとしましょう。今のあなただと、私は病院で体を任せられないです」と書かれていました(苦笑)
当時の先生、正直過ぎる!
ADHDキッズ・ピー君は、小学校6年間では整理整頓が身につきませんでした。
(コレ、我が家には筑駒・灘・開成の算数より難しかった・・・)
もちろん、親の私もあれやこれやと方法を一緒に考えたり、用意したりしましたが、やはりロッカーやお道具箱がワンダーランド状態。
すぐにカオスになってしまうのです。
勉強と生活スキル向上、どちらも同じくらいの力量でサポートしたつもりでしたが、後者はなかなか伸びませんでした。
これが地味に親として辛かったです。
だらしない子、整理整頓できない子は親からほっとかれているように見られがち。
(全然そんなことないのにね汗)
他害のないピー君は、結構くやしい思いや悲しい思いを小学生時代ではしたと思います。
でも、6年不登校にならずに通い、無事に中学受験も経て、現在元気に通って友達を作って部活(運動部と文化部を兼部)して活動の場を広げている我が子を見て、小学校時代も悪くなかった、と思うのです。
虐げられる立場のこと、排斥する側・される側の価値観の違い、はぶられた時の心の回復方法、被害者意識に転換しにくいメンタル構築、これらは発達障害キッズにとって必ず身につけておきたい小学校6年間での必修科目。
小2まで療育センターに通っていた時は誰もが優しく、苦手なことを底上げしてもらいましたが、ふと気づいたのは、こうしたサバイバルハック的なことは教えてもらえないのです。
でも世の中に出ると、発達障害もちは特に必要になってくる。
そうでないと、自己肯定感が本当に駄々下がりすることばかりなので。
しなやかな心とゆっくり成長があいまって、どんな子もいつしか本当に自立・自律した人間になるのだと思います。
だから、ピー君には小学校時代の「自分」を忘れないでいてほしいな。
一生に一度きりの人生において、黒歴史なんてないのです。
そんなピー君が、影響を受けたアスペの医師の先生のお話がこちら。
「リエゾン」。
うちは15巻全巻あり、家族で読んでます(笑)