ピー君が小学3年生の秋にサピックスの入室テストを受けたのは、国語と算数の2教科でした。

(12月?1月あたりからは150点満点ずつになるようですね)

当時は、両教科とも100点満点中90点台だったので、これで勉強を仕切り直そうと思ったことを覚えています。

 

とはいえ、サピックスに丸腰で臨んだわけではなく、我が家では2つだけやりました。

一つは、漢字の先取り

漢検が学校で受けられたので、それをきっかけに校内受検をして、意外に面白いね!ということになり、その後はCBT受検に切り替えました。

年に数回しかない会場受検がじれったく(しかも結果も出るのが遅いので)、せっかちな私とADHDなピー君にはとても待てませんでした。

 

一方、CBT受検の良いところは、最寄りのパソコン教室のようなところ(実施会場は開示されているので選べる)で、自分一人で好きな時に受けられること。

結果的には、3年生の春までに9級、8級、7級、6級まで進めました。

 

「絶対に3級!」「いいえ、1級よ!」という高い目標ではなく、あくまでも本人のペースで受検可能な自信がついた段階で受けていたので、血眼になったというものでもなかったです。

 

漢検をやっておいたことは、サピックスでも大いに役立ちました。

というのも、サピックスの4年から6年にかえて「言葉ナビ(通称:コトナビ)」といって漢字や語彙、ことわざ、対義語、類義語などを網羅した分厚い冊子を上下2巻みっちり学ぶカリキュラムなのですが、それもカバーできるからです。

いきなり4年になって言葉ナビを1冊ボン!と配布され、毎週かなりの量を自宅学習し、小テストを受けるのは、素養がないと負荷が高い課題です。

 

元々、漢検は漢字だけを学ぶわけでなく、こうした国語の知識を無理なくつけられるところも気に入って漢検を選んでいましたが、本当に良かったと思いました。

 

あとは、読書です。

ピー君は空想家ADHDキッズらしく、いつも頭の中が妄想・空想で溢れているようで(笑)、中でも”魔法使いもの””ファンタジー”が大好きでした。

2年生の時、療育に向かう途中でたまたま買った「ハリポッター」にはまり、全巻読みました。(映画を観たのは中学受験後)

しかも、何度も何度も飽きずにハリポを読むので、違う空想ものも買っておいたものの、一読し終わり。

でもハリポだけは、その後も6年になっても時々読み直しているところをみると、あのシリーズがピー君にとっての読書の原点のようです。

 

入室して中学受検終了まで、一貫してピー君にとって国語が味方教科だったのは、この2つのお陰だったなぁ、とつくづく思います。

もちろん、いろいろなお子さんもいらっしゃるので、あくまでも我が家の話でした。