これを書いておかないといけないね
なぜ、うちの子がクラスで孤立してしまったのか。
なぜ、こんなにも友達から嫌われてしまったのか。
さっきのブログにも書いた通り、
うちの子の特徴は
公立ならまあ普通にいる男子のタイプ
言語能力がほかの能力と比べて低いので
耳からの聞き取りが難しいから指示は通りにくいけど、
とりあえず普通に生活できるレベルです
暴力もなし、授業妨害もなし、
立ち歩きもなし、これでなぜ
保護者から苦情がくるのか
これには非常に複雑に
悪循環が重なってしまった原因があるのです
もし発達障害を抱えてらっしゃるご家庭があれば
ぜひ参考になればと思います
まず一番大きかったのは、
女性の担任の先生が非常に細やかな方で
発達障害の子をサポートしようという気持ちと
本当の自分の気持ちが乖離して対応を誤ってしまった
3,4年の先生は女性のきっちりした先生でした。
発達障害のことも伝えていたのですが、
先生自体がミスを許せないタイプで、
イクラくんに指示が通らないことに腹を立て
昔のことをいくつも掘り返して
長時間叱ることが増えてきてしまいました
例えば、係りの仕事をすぐ忘れてしまうことがあり
「この間も言ったよね、3か月前も言ったよね、
係りだけじゃなく掃除のやり方も言ったよね」
こんな風にいくつもの事例を今起こったことじゃなく
あの時も、あの時もという形で
放課後のこされたり、また
授業をつぶして怒られたりしていました
それを知って、私は先生に
「すでに過ぎたものを掘り出して叱っても
全く効果がないので、今目の前で起こったことを
2文くらいで何が悪かったか注意してもらえますか?
あと、授業に入り込んで泣くまで叱られては
他のお友達にも悪影響なので
叱るときは本人だけに伝えてください」
こうお願いしました。
すると先生は、それ以来
怒らなくなってしまったのです
他の子が、
「イクラくんが掃除中に水を垂らしまくってます」
と伝えても、
「そのくらいのこと我慢しなさい」
「ほっと来なさい」
と、言われたそうです
それを聞いたお友達たちは
なぜイクラくんだけしかられないのか?
自分たちのいうことは聞いてもらえないのか?
言ってもダメならもう先生に言うことはやめる
そうなってしまったそうです
これではクラスメートの不満が
すべてイクラくんに向かってしまいます
結果、友達同士で悪口を言い合うようになり、
あんな変な子がいるから
うちのクラスは崩壊したと、
大きな騒ぎへつながっていったのです
クラス内でこんなことになっていると
全く知らなかった私は、
SNSの悪口で初めて事態を知りました
その頃には時すでに遅しぎみで、
クラスメートも保護者も
「なぜ障碍者がこの学校にくるのか」みたいな
雰囲気になってしまっていました
学校には任せておけないと思い
毎日学校に通い、
クラスメートの不満を聞き出し、
我が子の悪かった部分を一人一人に
本人から謝らせました
友達の不満として一例をあげると、
学校で遊べる貴重な休憩中に
片づけのミスをすると1週間遊べなくなったりするらしいのですが
よくイクラくんがミスしてしまうことがあったらしいのです。
片付けが苦手なことも伝えてあったのですが、
担任のフォローもなく何週間も遊べなくなると
友達も「何度いったらわかるんだ!」と
腹が立つ気持ちはよくわかります。
結果、休憩中にドッジボールなどで遊ぶ際、
イクラくんは集中的にボールを当てられて
いじめられるようになってしまいました
ある時期から
「ドッジボールすると、仲間のチームも
イクラくんが当たるとみんな喜ぶんだ」と
さみしそうに言っていました
結局だれも悪くないんです
お友達の腹の立つ気持ちもわかる。
イクラくんが片付けがうまく時間内に出来ないのもわかる。
はじめから誰も悪気があったわけではない。
しいていえば、先生が放置するまえに
私に伝えてくれたら
ここまでにはならなかったと思います。
私が「叱るときは手短に」と伝えたことが
もう叱らないでおこうと思ったのかもしれません
こういうところが
発達障害のとても難しいところだなと思います。
何か悪い行動があったわけでもないのに、
とんでもなく事態が悪くなる
ドッジボールでいえば、
まあ例えば、ボールが取りたいばっかりに
人の前に割って入ってしまうとか
これも人に嫌がられますよね。
ただ、本人は全く悪気はないんですよ。
ボール来たから取りたいって思いだけ。
周囲が見えてないだけ。
誰かに何かしようと思ってるわけではない。
でも、相手は嫌な思いをしているということです
こういった、少しずつのズレが
大きな裂けめとなってしまったのが
うちの学級だと思います
保護者の方の中には
「アスペルガーだからこっちが我慢するしかない」といって
自分は悪くないと思っても我慢してた子もいるみたいです
これではうまくいくはずないですよね。
他の子が我慢する必要など何もないです。
悪いものは悪い。改善すべきものは改善すべき。
そして、どうしてもできないものは
どうやったらうまく事が運ぶか
工夫と助け合いが必要だと思います。
それを促してくれるのが
先生であってほしい
先生が忙しいのは重々わかっているので
手伝えるものは何でも言ってもらいたいです
臭いものには蓋が
後から大惨事になるという
我が家の一例でした