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京都の相国寺承天閣美術館(しょうこくじじょうてんかく)に行ってまいりました。
Shokoku-ji Jotenkaku Museum
若冲・応挙Ⅰ期
2023年9月10日(日) ~ 2023年11月12日(日)
上記の期間、人気の絵師 伊藤若冲と円山応挙の作品が展示されています。
『動植綵絵』(どうしょくさいえ)は皇室に献上されているため、複製品でしたが、どれも素晴らしく
特に鶏は名古屋の「熱田神宮」や奈良の「石上神宮」の鶏を思い出させる鶏で、目の前にリアルにいるような、緻密さがありました。
色が鮮やかでとても複製とは思えませんでした。
古いものを残す侘び寂びもよいですが、過去にタイムスリップするような鮮明な復元は、過去と現代をを行き来できて近未来のようです。
ありがたいですね
せっかくなので、その後、下鴨神社に参拝させていただきました。
特別拝観中でしたので、普段入れないところに入らせていただきました。
そしたらなんと神社の裏側に回って参拝できました!
いろいろなお話も聞けて、いろいろ拝見させていただきとても興味深かったです。
獅子・狛犬(つのがある)の説明が目からウロコでした。
下鴨神社のカラフルな獅子・狛犬は現代チックですが、先に行った美術館にあった木彫りの狛犬がなぜか気に入ってしまって、すごく素敵だったんです
そしたら下鴨神社にあるお供えを調理する社殿(現在は資料展示の場となっています)に飾ってあった獅子と狛犬がミニチュアなのですが、こちらもかわいいったらありませんでした。
なぜかこの日は狛犬さんたちが気になりまくりでした。
で、家に帰って調べているとなんと昔の獅子・狛犬を仏師の宮本さんが造るという記事を発見!!
楽しみですね!
これも何かのご縁でしょう。
令和六年一月に完成予定だそうです
そしてもう一つ、下鴨神社の糺の森を出た先に、出町柳方面に鴨社資料館「秀穂舎」があります。ここも拝見できるということで、寄らせていただきました。
こちらは下鴨神社の祭事などを記録する絵師の方が一子相伝で守り抜いたお宅、浅田家が売りに出たため、買い取って資料館とて保存したんだそうです。
昔は神社に仕えるこのような家が300軒ほどあったんだとか。
家の周りが大変興味深いものだらけで、門が鳥居を表していたり、依代のようなものがあったり、そしてなんと中庭に禊場があったんです!!
これまた少し前に川に入ったら禊のような効果があったと書かせていただきましたが、ここにつながるとは!
神社の中から糺の森へ流れる泉川が家の横を流れており、下鴨神社に仕えた家はこの川沿いにつくられ、それぞれの家に禊場があったそうです。
祭祀を行う前にかならず禊をして行っていたということなので、どれだけ神聖なものであったか理解できます。
神社の手前にある御手水にも意味があるんですね。
縁側から禊場に続く土間には橋(太鼓橋)がかけられていました。
そして庭にふたば葵が生えていました。
神社のミニチュア版ですね。
神様に仕えるお仕事をするということは大変だと
つくづく思いました。