強引な海洋進出を図る中国は、地域の安全保障上、最大の不安定要因となっています。
中朝の脅威が増大するなか、抑止力の強化なくして、国家存立は図れません。
日米の紐帯を強固なものとしつつ、ポスト・オバマ政権の対日政策の帰趨も見据え、憲法9条の改正をはじめ、自主防衛体制の構築を急ぐべきです。
防衛費倍増による防衛装備の充実強化はもちろん、日本への核攻撃も現実化しかねないことを踏まえ、自衛のための核装備も排除すべきではないと考えます。
そもそも非核三原則は政策判断にほかならず、現行憲法も自衛のための核保有・使用を禁ずるものではありません。
唯一の被爆国として、核保有の議論を忌避する風潮は根強くありますが、核保有国に囲まれるなか、広島と長崎の悲劇が繰り返されることのないよう、国家防衛の意思をしっかりと示し、国民の生命・安全を守るための手立てを講じるべきです。
オバマ米大統領が掲げる「核なき世界」の理想に異を唱えるものではありませんが、その理想実現の前に、まずは独裁国家に「核を使わせない世界」をこそ目指すべきというのが、わが党の考えです。
この観点からは、米国の「核の先制不使用」構想は、抑止力の低下により北朝鮮や中国の増長を招きかねないことを危惧するものです。
国防強化が待ったなしであるにもかかわらず、安倍政権が改憲論議で9条改正を避けるなど、争点隠しや政権運営での安全運転に徹するならば、わが国の未来は危うくなるばかりです。
国家国民を守り抜くため、わが党は抜本的な国防強化の必要性を引き続き訴えてまいる所存です。
プチ感想
そのとおりであります。
幸福実現党は、100パーセント正しいことを主張しています。
ただ、誰が文章作成したのかな?
難しいし、回りくどく、サクサク読めないなぁと思うんですが・・・。
どういうことかと云うと、
抑止力強化を強化を急ぐよう求めるものです。とか、
不測の事態に備え、対応に万全を期さねばなりません。とか、
自主防衛体制の構築を急ぐべきです。とか、
自衛のための核装備も排除すべきでないと考えます。とか、
現行憲法も核保有・使用を禁ずるものではありません。とか、
広島と長崎の悲劇が繰り返されることのないよう・・・。とか、
・・・安全運転に徹するならば、わが国の未来は危うくなるばかりです。と云う風な言い回しをしているところですね。
こんな短い文章の中に、しかも声明の中に、奥歯に物が挟まったような言い方が、上記だけでなくたくさんあるように思います。
このような言い回しで、人々に伝わるのでしょうか?
声明の性質上、はっきりと人々に内容が伝わらなくては、声明の体になりません。
声明とは、自分の立場・考えをはっきりと人々に告げることです。
言葉不明瞭、意味明瞭と思えますので、意味ははっきりと分かりました。
意味は、北朝鮮の核の脅威から日本を守ることだということは、分かりました。
ただ、核装備に関しては、流れ星のちゅうえいの、この顔どっちに置こう、こっちかなのコントのようなどっちつかずとも捉えれます。
なので、
はっきりと周辺諸国の核の脅威の抑止力として、日本は核装備をするべきだと主張しなければなりません。
党の公約で、自衛のための核装備をすすめるとしているのに、声明では核装備を排除すべきでないとか、核の保有・使用を禁ずるものでないとかにしています。
幸福実現党名誉総裁大川隆法は、講演会『世界を導く力』で、
「正当防衛の範囲内で、もう(核装備による抑止力を)準備しないと間に合わないところに来ていると考えています」
「核兵器というのは、他国を侵略したり、殺すためだけにあるのではありません。核兵器の最大の効能は、(中略)他の核兵器装備国に核兵器を使わせないということです」
と述べてます。
ですから、
このままでは、準備しないと間に合わないところに来ていると党名誉総裁が仰っているので、党の声明では総裁より、一歩も二歩もすすめて主張しなければならないと思います。
党名誉総裁の方が、なんか盾になってて、
弟子が隠れて、核の保有・使用は現行憲法では禁ずるものでないようなぁ〜、自衛のための核装備は排除すべきでないよなぁ〜、と声明なのに影に隠れて述べてる感がしますので、もう、そう云う回りくどい声明の手法は、改めた方がいいんじゃないかなと思うのです。
だから、声明の性質に合わせて、人々に告げるよう、ラッパを鳴らす感じではっきりと
『北朝鮮の核の脅威から日本を守るために、政府は核装備の準備を早急に始めなさい。』等と声明すべきでしたね。