選挙の戦い方は、いろいろあります。
例えば、「どぶ板」か「空中戦」かがあると思います。
資金力がある場合、広告でもって、勝つ空中戦を徹底的にした方が良いです。
相手は、資金がないのでそれに手足も出ません。
また、大衆性があり、良く話題に登るため、報道されやすい候補者もいます。
これも、広告の力であり、空中戦に強いといえます。
「空中戦」とは、足や手を使わず、報道量や広告量で勝つ方法と定義します。
反対に、手足を使い、実際に選挙区内をくまなく歩き、訪問や握手や辻立ちでもって、戦う方法を「どぶ板」と定義します。
基本的にもうすでに有名であり、報道してもらえる前職の者や大党の候補者は、過去にどぶ板もやって来たのではあるが、空中戦が他の候補者より上回ります。
新人の場合、どぶ板選挙をやらないと、まず勝てません。
今の公職選挙法は、個別訪問は禁止されています。
だから、今の選挙は、空中戦ができる候補者が強いといえます。
しかし、田中角栄は
「歩いた家の数しか票は出ない。手を握った数しか票は出ない。」
と唱え、自派の候補者にドブ板選挙を強く推奨しました。
選挙に強いと言われた選挙のプロでも、このように述べているのです。
私は、幸福実現党支持者だが、前回の選挙である民主党の候補者に目を見つめられ、両手で握手され、気持ちがその間、揺らいでしまった経験があります。
かも、人間は感情の動物かと思った次第です。
今は、イメージ選挙や空中戦選挙が優勢であるが、どぶ板選挙を一生懸命実施した候補者には、勝てないと思います。
その点、小選挙区は、どぶ板戦略は、絶対に捨ててはいけない戦略です。
私に1年と1億を授けてくれれば、百パーセントの確立で選挙に勝つ自信があります。
その選挙区のすべての人の目を見て握手をし、毎日街頭に立つからです。
逆に、選挙で絶対にやってはいけない作戦は、どぶ板に強い候補者にどぶ板選挙を仕掛けることと空中戦に強い候補者に空中戦を仕掛けることです。
間違ってもやってはいけません。
私は、愚民や衆愚政という言い方は、はっきり言って嫌いですが、国民は、余り政策を見ていないのです。
政策は素晴らしいに越したことはありませんが、それに寄ってはいけません。
それを頼りにしてはいけないということです。
自身の魅力で、自身の信念で勝たないといけません。
報道量が圧倒的に少ないのに、政策が素晴らしいからといって、大党と同じ空中戦に挑もうとしている政党がありますが、それは、愚の骨頂で惨敗への道です。
降伏が実現してしまいます。
今からでもいいから、発想の転換を行って、幹部は、小選挙区で戦い、政策訴え専門弁士を創り、その方を比例に添えることをしなければなりません。
降伏実現党にならないように切に望みます。
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