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子供の頃の夢の話をします。
小学校の高学年のときかいつかは、忘れたのですが、毎日、毎日、同じ夢を見ました。
夢なのか本当に起きたのか分からない夢でした。
寝ているとスッと体から、魂的なものが、抜け出し、ひたすら落ちるのです。
恐くて、恐くて。
幽体離脱にしても、浮かび上がって、自分の体を見るのが普通?ですよね。
ですが、私の場合、落ちまくるのです。
毎日、毎日。
うわっと!なって、ひゆーっと。リアルに。
薄暗い地獄みたいな景色が、サーっと、あっと言うまに過ぎ去って行くのです。
落ちてるときは、空気の抵抗みたいなものも感じられ、息が実際に苦しいのです。
時々、起きると、はぁ、はぁ、はぁっと、荒い息をし、起きます。
起きないときは、落ちている最中に気を失い?、いつの間にか、朝になっています。
朝のときは、一応、爽やかで、落ちてるときの記憶があって、あのときに気を失ったなという記憶があります。
真に不思議でリアルな夢で、実際に落ちても、こんな感じだろうなというのが分かる夢でした。
一回、地面に叩きつけられたことがあります。
ほかのすべては、落ちてる最中に気を失うか、起きるかのどちらかです。
叩きつけられたときは、地面が見えたときは、あっ!と思ったのですが、その瞬間、叩きつけられて、地面に横たわりました。
痛みは、一切なく、落ちてる最中のリアルさに比べたら、何ともありませんでした。
落ちてる最中は、地球の中心部までいくのかなと思うぐらいの長さでしたが、叩きつけられたときは、5分くらいで、地面でした。
痛みはなかったのですが、起き上がったら、何もない、真っ暗だけど、地平線が見える、広大な空間でした。
今、思えば、コキュートスかなとも思います。
真っ暗だけど、ずっと先まで見渡せる不思議な空間でしたが、すぐに記憶をなくし、気付いたときは、朝でした。
もう、その頃は、寝るのが、億劫で、また、落ちるのかと前述したとおり寝るのが、恐怖でした。
だけど、眠気で寝てしまうんですね。
恐怖より、眠気の方が勝るということを知りましたね。
夢の話でした。
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