なされるべきことを考える ドラッカー編 | 幸福を実現するブログ

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ドラッカーは、身につける八つの習慣の一番始めに

「なされるべきことを考える。」

を入れている。

何をしたいのではなく、なされることを考えることが成功の秘訣である。

1945年にトルーマンが大統領になったとき、したいことは、ニューディール政策の経済改革であったが、なされるべきことを考えたとき、外交であることを知り、担当閣僚から外交と軍事について説明をうけることを日課とし、アメリカ外交史上最高の成果を上げた。

ヨーロッパとアジアで共産主義の封じ込めに成功し、マーシャルプランによって、半世紀の世界経済の発展に貢献した。

ジヤックウェルチがGEのCEOになったとき、会社にとってなされるべきことは、ジヤックウェルチ(自分)がしたかった海外展開ではないと知り、いかに利益があがっていようとも、世界で1位あるいは2位になる価値のない事業からは手を引くことだった。

なされるべきことは、常に複数あるが、成果を上げるには、手を広げることなく、集中することである。

国家でも、2方面作戦は、最大のタブーである。

ましてや、企業では当然のことである。

ドラッカーでさえ、ジヤックウェルチでさえ、最優先課題に集中した。

凡人であるなら、なおさらである。

ジヤックウェルチは、GEにとって、優先課題を2、3決めて、自らの得意とするものに集中した。

残ったものは、トップマネジメントの誰かにやらした。

成果を上げるには、自らが得意とするものに集中しなければならない。

トップマネジメントが成果を上げれば、組織も成果を上げ、トップマネジメントが成果を上げなければ、組織も成果を上げられない。


私が批判的な野田首相を誉めるとすれば、この点だろう。

彼は、能力なし、カリスマなし、たまたま、首相になれた器だが、消費税増税のみに絞り混み、政局運営したので、あの小沢でさえ崩すことができなく、他党まで巻き込んで、財務省に操られながらも、消費税増税を可決させてしまった。

これを見ても、ドラッカーは、平凡人でも、できない人でも、できる人材に作り変えてしまう天才と言われるゆえんである。

まぁ、野田は、思い付きで、消費税増税だけに政治生命をかけるといっただけだけど、この一点突破には、なるほど、ドラッカーのいうとおり、集中は大事だなと思った次第である。

また、野田の悲劇は、消費税増税をなされるべきことと考えてしまったことだ。

ドラッカー恐るべしであり、学ぶべきである。

続く。


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