あたしは読書が大好きで、いろんな小説を読むんだけど、
1番好きなのは(皆まで言うな!!)三国志(言った)。
本命?の三国志は、お昼寝前や夜寝る前に読んでるんだけど、
食事中には別の本を読んでる。
今読んでるのは、曽野綾子さんの「希望」。
曽野綾子さんが好きなので、何度も読み返してる。
あらすじは、
戦後直後の日本で、摂子という女性が主人公。
摂子は女学校卒業間際に、お見合いで清光という男性と結婚する。
その直後に清光は戦争に出征するんだけど、同じように戦争に行ってた、清光の弟である聡が先に帰って来る。
嫁ぎ先は超閉鎖的な町の漆塗器屋で、家柄が良い。
舅姑がいて、姑の嫁いびりが激しい。
摂子は清光より弟の聡に惹かれてるんだけど、許されない恋。
聡も摂子が好きで、まだ清光が帰って来てない時に、摂子に駆け落ちしようって言う。
だけど体裁を気にする摂子は、聡に付いて行かない。
そして、聡より面白くない愛してない清光が帰って来た。
聡は家を飛び出すんだけど、しばらくしてハワイ出身の日本人女性厚子と結婚する。
厚子は閉鎖的な町で生まれてないから、性格も開放的。
摂子と厚子、同じ時期に男の子を出産する。
姑は厚子の子供をひいきする。
摂子は、自分の方が家柄がいいんだから、自分の子供をランクアップさせようと、家庭教師を付けたり裏口入学させたりする。
でも息子は勉強を押し付けられて逆にやる気を無くし、落ちぶれていく。
厚子はおおらかな放任主義者で、息子はイキイキと育ち、東大に合格する。
ずっと長い間姑にいびられてきた摂子、
厚子に負けまい、姑をぎゃふんと言わせてやる!!
ってのを生きがいにしてしまうんだ。
息子は厚子に勝つための道具。
ラストは姑は車にひかれてあっけなく亡くなり、
息子は都会に出て、OLと同棲し始める。
まだ「働く女性ははしたない」と思われてた時代に生きた摂子だから、それが許せない。
息子を叱るんだけど、今までじっと我慢してきた息子に、親子の縁を切られる。
厚子に負け、姑に負け、子育て失敗した摂子は、
最後は生きがいが何もなくなって、入水自殺して終わる。
苦しい摂子の一生。
どこが間違ってたかと言えば、
聡に対する自分の気持ちをごまかしたところ。
そして、1人の人間である息子を、自分の勝利のために利用しようとしたところ。
閉鎖的な町、閉鎖的な家で、目に入るものは、
姑と出来の悪い息子だけ。
世の中って、好奇心を持って見れば、本当にいろんな人や出来事があるのに、
摂子は全く周りが見えてない、見ようとしてない。
だから息子の気持ちもわからない。
視野がものすごく狭いんだなって思った。
〜からの今のあたし。
視野狭いッス。
自己否定することで、自分の可能性にフタをしてます。
だから、つらい。
元カレに執着してるのも、視野の狭い証拠。
頑張ってアプリとかしてるけど、いまだに出会えてないから、よけいに過去に戻ってしまう。
元気なら!!
このぼんやりした倦怠感や億劫感がなければ!!
もっと広くて深い世界に出ることができるのに。
悔しい。
この怠さ消えてよ!!
シャキシャキ仕事できてたあの頃の元気を取り戻したい。
どうすれば元気になれるの?
自己否定を止めるところからの始まり。
絵を描いて、三国志読んで、自分を責めないで楽しませてあげること。
ここで1人ちっぽけで終わりたくないんだ。
元気になりたい。
お読みいただきありがとうございます。
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