高校生の時に、金曜ロードショーで、



「NAM〜地獄の突破口〜」



というベトナム戦争映画にハマって、



「グッドモーニングベトナム」や

「ハンバーガーヒル」や

「グッドラックサイゴン」

ベトナムじゃないけど

「メンフィスベル」や

「西部戦線異常なし」



など、たくさん観てた。



母方のおじいちゃんが新聞屋さんで働いてたから、



家にも(ベトナムじゃないけど)いっぱい戦争関連の本があって、読破した。



グッドラックサイゴンに出てた、ステファンキャフリーがすごくカッコよくて、



レンタルビデオ屋にお願いして、全巻買い取ったくらい好きだった。



でも、ある日、本屋さんで立ち読みしてたら、



戦争カメラマンの撮った写真集があったので、見てみた。



1ヶ月、お肉が食べられなくなった。



所詮ドラマはドラマ。カッコいいとこをピックアップしてるだけ。



本物は、とても恐ろしい、恐ろしいものなんだ。



以降、戦争ものには手を出せなくなった。



結婚前に、1ヶ月だけ、父方のおじいちゃんの家に居候したんだけど、



おじいちゃんもおばあちゃんも被爆者で、黒い雨に打たれた経験者。



あたしは被爆3世ってことになる。



父方のおじいちゃんは画家だったので、アトリエに山ほど資料が積んであって、



第二次世界大戦関連の本がたくさんあった。



読んだけど、背筋が凍るくらい悲惨なものだった。



子供の頃、平和公園の原爆資料館に2回行ったけど、



もう2度と行きたくない。



リアルなマネキンを見るのが怖い。思い出しただけで、血の気が引く。



原爆資料館と聞くと、あたしの中では「原爆死霊館」と変換される。



ロシアも北朝鮮も、今この時に戦争を仕掛けてくる全ての国のリーダーを、1ヶ月原爆資料館に閉じ込めてやればいい。



それでも目が覚めないなら、アホだ。



あ、後ね、題名忘れたけど、とても悲しい戦争映画があった。



第二次世界大戦の映画。



1番悲しかったのは、ラスト。



戦争が終わった日、それを知らないアメリカ人の老兵が、林でドイツ兵に遭遇するんだけど、



ドイツ兵は「戦争終わったよ」て、笑顔で老兵に近付いて行く。



その言葉が信じられない老兵は、ドイツ兵を撃ち殺してしまうんだ。



きっとどの戦争でも、同じことがたくさんあったはず。



昨日までの敵が、今日になって、突然友好的になっても、すぐには信じられないよね。



憎しみ合ってるのは、上層部であって、下層部には何の罪もないもの。



ドイツ兵を撃ち殺した後、味方が追いついて「戦争終わったよ!!」



て、みんな笑顔でやって来るんだけど、



終わったのに、人を殺してしまった老兵は、一生苦悩を抱えて死んでいく。



戦争は……よくないよ。



やめようよ……。



お読みいただきありがとうございます。