ある人♀が、鬱病になって、大学を中退した。
そして医者を転々として、
(その人にとって)名医に巡り合い、
就労活動を始めた。
しばらくして、農業の障害者枠に就職して、今に至るが、
自力で眠剤含む全部の薬を断薬して、
今は全く服薬せずに行けてる。
更に、今の会社に留まる気はなく、
宅建の資格をとるべく勉強してる。
………
比べたね。
思い切り自分と比べたね。
そんな人もいるのに、あたしは…って。
鬱病と双極の違いはあるけど、
病気でも服薬しながらでも働いてる人達はたくさんいる。
なのにあたしは…って。
あたしには他に頼るべき場所がない。
あたしとその人の違いは、
その人はしばらく休養できる、しっかりした実家があるってこと。
あたしにはそれがない。自分しかない。
だから、働き出したとしても、また病にやられたら、
そこで終わりになる。
かなりの確率で、あたしは行けなくなると思う。
「やってみなきゃわからないやん」
て言う人もいるだろう。
だけど、自分を試す行動に出るわけにはいかないんだ。
ダメだったら、もう後がない。
だから今のまま、なんとか平常心を保ちながら生きてる。
人生ダメ元だと思ってるけど、
これに関しては(ダメで元々やん)じゃ済まないんだ。
………なんて、障害者じゃない人から見たら、全部言い訳に聞こえるんだろな。
双極性障害なの❗
精神疾患なの❗
って胸を張って言えるキャラなら、
そもそも病んでないし。
いろんな人がいて、症状だって十人十色。
檻の中で叫んでる人もいれば、
今回の人みたいに治った人もいる。
だからだから、
比べてはいけないの。
あたしはあたしのやり方で生きるしかない。
自己否定してる場合じゃない。
自分で自分を悪化させてどうする?
他の誰が認めてくれなくても、
あたしはあたしを認めてあげなければ。
天国も地獄も、内にあるもの。
どっちを選ぶかは自分次第。
もう、あたし地獄見たよ。体験したよ。
だから、今度は天国を体験したいんだ。
けど、やっぱり、自分しかいないって、
心細いね。
1人じゃないけど、強い孤独感と倦怠感。
比べない。
あたしはあたし。
その人はその人。
だけど……
自慢げに上から目線で「治ったの。だからシナさんも治るって❗」
って、目を輝かせて言ってくるんじゃねぇよ。
と、正直思ったのも事実。
自己否定と自己肯定の間で混乱してる。
判断を下すのも自分だけど、
誰かわかって。理解して。助けて。
とも思ってるんだ。
とりあえず、その人とは、友達にはなれないなと思った。
そんなお話でした。
お読みいただきありがとうございます。
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