ついに山口に戻った。

ダンナたちの気配に心臓がドキドキバクバク。

メールが来なければこんなことにならなかったのに。

部屋のすみに、でっかい段ボール箱がふたつ積んである。


これに荷物詰めて出ていけってことかな。


…などと、わざわざ自分を恐怖に陥れる思考。

だって有りうるもん。


離婚は一方的にはできない。


別居するなら、相手に生活費を払ってもらう。


財産分与はできる。


弁護士さんが言ってた言葉。


山口で行った弁護士は、費用が80万いるって冷たい態度だったけど、

広島の弁護士さんは優しくてわかりやすかった。


ネットには20~40万と書かれていた。

向こうは即離婚したいけど、お金もらわなきゃ出ていけないもん。


すぐに生活保護にはなりたくない。


もらえるものはもらいたい。


やらしい考えかもしれないけど、それが本音。


でもあたし、もつかな。


気配にも怯えてるのに。


いっそのこと…って黒い思いもよぎる。


生きるってめんどくさいなあ。


緊張で、空気まで薄い感じがする。


親権は迷わず向こう。


子どもらにも嫌われてるからね。


ダンナと子どもらたちからの、完全無視。


いつまで耐えられるかな……