国道3号線をグッデイから宇美方面に進み、大城小学校へ行く坂道の途中、コミュニティバスのバス停『きじがお公園前』のすぐ隣にある公園。ちなみに坂をさらに登っていくと『きじがお古墳公園』がある。まぎらわしい。
閑静な住宅街にあって、公園内は木が多く日陰がち。周囲の宅地整備の際に作られたのか経年の遊具が多い。
遊具は複合遊具、ブランコ、砂場、シーソー、タイヤブランコと小さい敷地ながらも充実した品揃えである。
メインの複合遊具。たまに見る砂場に突っ込んでいくタイプの滑り台。道路に背を向けた配置に違和感があるのは私だけか。
ただの滑り台だけではなくロープがついていてアスレチックにもなっている。滑り台の高さは1.5mに満たないが、屋根の意匠といい滑り台の側板が最後低いことといいちょっと工夫が凝らされているのが好感度高い。
登りはアーチなのでちょっと難しい。
屋根のモミの木らしき意匠
滑り台が突っ込んでいる砂場のため柵はない。ご想像の通り猫のトイレと化しており、いくらでも猫糞が発掘できるのが残念。妊婦は触らないのが懸命かと思う。

ブランコ。やったね!三台あるぞ!!!座面がラバーで座り心地が良い。浅野金属工業製。柵付きで安全に遊べる。向きを変えれば柵が片側だけで済むのでは?と思うが理由があるのだろう。

シーソー。年数が経ってそうに見えるが意外にも平成7年製。いや平成といえども四半世紀前なので全然意外ではなかった。
リペイントで塗られてしまっているが本社の場所からサトミ産業製であることがわかる。

着地部分はガチのタイヤである。割れているためお尻に響く。
ダンロップ製。溝の具合からして公園遊具に再就職したものではなく新品の状態で埋められたまま生を全うしたものと思われる。お疲れ様!


そしてイチ押し
タイヤブランコ〜!!!
複合遊具についたコンパクトなものではなく単体のどっしりしたもの。圧倒的存在感。でかい。コトブキ製。なおこちらのタイヤは本物ではない
裏がこうなってるタイヤ風の何かである。その分しっかりした作りであり耐久性は高い。重量があるためタイヤ遊具にありがちな反対側が浮いてひっくり返っちゃうとかいうことがない。
側面にはコトブキのロゴとメイドインUSAの文字が刻まれている。遊具はきちんとメンテナンスされており動きもスムーズ。ヨシ!!

民家との境界には生垣があり反対側は道路であるため、ご近所の目はそれほど気にならない。
植栽は落葉樹の他、様々な園芸植物が植えられていて四季折々の花が咲く。2月は水仙が咲いていた。


コンパクトだけど楽しい公園だった。

きじがお公園:福岡県大野城市大城3丁目23