天&ツ&ラ「「「皆さんこんにちは!」」」
天「当日誌の主天狐です。」
ツ「相棒のツッチーです。」
ラ「解説役のランです。」
天「早いもので2026年…私たちのブログも4年目になりました。(投稿頻度はあれですが…)
今年はなるべく沢山の謎や怪談、考察をしていきたいと思っているので、どうか期待せずお待ち下さい。」
ツ「では、新年一発目は何を紹介するんですか?」
天「今回は書き初めや普段でもよく見かける漢字がテーマだ。
『言葉は生き物』なんて言ったりするけど、勿論増えることもあれば消える事もある。
特に日本は、消されてしまった漢字や、成り立ちが恐ろしい漢字があるのだそうだ。」
ツ「消された漢字…気になります。」
天「中には真偽不明と言われているものもあるから、心してこの記事を読んで欲しい。
さて、前置きはここまで!そろそろ見ていこう。」
ツ「よろしくお願いします。」
天&ツ&ラ「「「それでは皆さん!!」」」
赤い夢へようこそ…
《残》
天「まず紹介するのはこの漢字!『残』!
非常によく使われる漢字だが、ある意味最も恐ろしい漢字かも知れない。」
ツ「『残酷』とか『残虐』とか『残念』とか…いいイメージはあまり無いですね。」
天「何故ここまで負のイメージが付いたのか?成り立ちを見れば納得するだろう。」
ラ「この『残』という字の元は、古代中国の刑罰にまで遡ります。
刃物を用いて数cmずつ手、足、鼻、耳などを切り落とす処刑法、通称凌遅刑が形になったと言われています。
王朝に歯向かった者に下される刑で、何日も生かして極限の苦しみを与えることにより、恐怖を与えて統治していました。
そしてこの処刑に使われた武器が戈(か)という武器です。今で言う薙刀と刀の間の子のような武器が合わさって戔(せん)になり、省略されて『残』の右側に付いている。
つまり『戔』は戈で何度も切りつけ、ボロボロにする様を表しています。
そのあまりの残虐な刑の果ては、体がズタズタになり、骨だけになる。
その姿こそが歹(かばねへん)です。
このへんが付いている漢字は死にまつわる漢字が多いのですが、皆さんお気づきになりましたよね?
そう、『残』という漢字は、人の刑罰から成れの果てまでを表した漢字なのです。
罪人は戈により何度も刻まれ、藻掻き苦しみ、叫び、ジワジワと死んでいった。
そして最後には、肉がこそげ取られ、骨だけになった死体のみ。
『残』されたものは、壊れ果てた人体だったのです。
だからこそ、負のイメージが付いているのはある意味当然。『残酷』や『残忍』という言葉は、かつての恐ろしい刑罰の名残と言えるのです。」
ツ「いやお正月過ぎた辺りに聞く話ではないような気がするんですが!?」
天「書き初めとかでこの豆知識を言ったら、友達が出来るかも…」
ツ「絶対無理です!」
《幸》
天「続いて紹介するのは、誰もが望む『幸』!
この字は、決して幸せで満たされている成り立ちではなかった。
むしろ、心が締め付けられる成り立ちをしているんだ。」
ツ「う〜ん、あまりネガティブな意味は思い浮かばないのですが…」
天「人は困難にあった時、何かに縋る。
古来からそうしてきた訳だか、その中で希望を見た…そんな成り立ちをしているんだよ。」
ラ「現在『幸福』や『幸せ』という良い意味を持つ『幸』。
しかしこの字の成り立ちは、拘束具から生まれています。
今のように科学も発達していない古代。
王は民を支配する為、規律を作り、それに伴い罰も作りました。
生き埋め、四肢を台車で引っ張り引き裂く、斬首…これらは余りにも凄惨であり、人々は怯え、王に従った。
しかし、それ程酷い目に遭っている人もいるのに、自分は手枷をはめられる刑だけで済んだ。
なんと『幸』運なのか…そう感じた罪人がいたようです。
即ち『幸』とは、両手を手枷で拘束された姿から作られたのです。
そんな『幸』の字を含む『執』は、拘束具によって罪人を捕らえ、跪かせている姿を元としています。
現代では、『執行』や『執務』など厳粛に物事を行う意味で使われていますね。
『報』はやはり拘束具で囚われた罪人を後ろから押さえつけている状態のことであり、だからこそ『報復』などの逆襲を彷彿とさせる意味となったのです。
『幸』をはめられ連行されていった方達は、その余りにも辛い境遇の中で、僅かな光に縋るしか無かったのかもしれません。」
ツ「ポジティブな意味が見当たらない…」
天「人は何かに救いを求めて前に進む。
何を犠牲にしても、前にしか進めないからね。」
《了》
天「次に紹介するのは、あまり単体では見ない『了』!
しかし、この漢字からは正しく絶望が感じられるんだよ。」
ツ「単体では確かに見当たりませんね。
『終了』や『魅了』なんかの後ろに付いているイメージです。」
ラ「この『了』という漢字、元を正せば『子』という漢字と同じなんです。
古今東西最もめでたい事は、子供の誕生。
大きく手を広げ走ってくる姿を象ったのが「子」という漢字。
しかしこの「了」という字には腕…横棒がありません。
つまり「了」とは、両腕を切り落とされた子供という意味が込められているのです。
古代中国では一定の年齢を過ぎれば大人と同じ刑罰を受けます。
これから未来を掴むはずの両腕…それを失ったこの子は、文字通り人生が終『了』してしまったのです…」
ツ「重い…意味が重い…!!」
天「昔には少年法は無いからね。惨いがその積み重ねで我々は生きている。
しっかりと意味を知り、真面目に生きたいね。」
《體》
天「さて、続いて紹介するのは「體」!
この字は成り立ちは怖くはないが、GHQがこの字を消したんじゃないか?と噂になっているんだ。」
ツ「…まずなんと読むんですか?」
ラ「これは體(からだ)と読み、現在見かける「体」よりも前に使われていた旧字体と呼ばれるものです。
古来の日本人は西洋とは異なり「骨」の使い方が特殊でした。
それが古武術。侍の戦闘技術を支えていた技ですが、それ故日本人は小柄ながら凄まじい力を手にしていました。
しかし、戦後GHQはそんな意味が込められた字を廃止しつつ骨の重要性を後世に伝えない為にこの漢字にしたと噂になっています。」
ツ「急にきな臭くなりましたね。随分面倒くさい漢字だったのは知りませんでした。」
天「まぁあくまで一説だからね。
だけどかなり説得力があるから、この説が好きなんだよなぁ…
さて、次の漢字は更に面倒だよ。」
《靈》
天「次に紹介する漢字は「靈」!
さて、これはなんと読むか分かるかな?」
ツ「多分…レイですか?幽霊とかの」
ラ「その通りです。この漢字は今の霊の旧漢字で、靈(レイ)と読みます。
GHQは日本古来の文化を徹底的に調べ上げ、日本人が持つ「言靈」の力に辿りついたのだそうです。
本来「靈」とは『人々を導く巫女が天から神の言葉を受け取る』事を表す文字です。
しかし、日本人が古くから信じているこの言靈を封じ、「悪霊」や「怨霊」といった不吉な意味を持つ『霊』に統一された…と言われているんです。」
ツ「確かに文字の下の部分は巫女の「巫」の字ですし、上の部首は雨…そこから口(言葉)を伝えているようにも見えますね。」
天「日本人は古来から『八百万の神』という位全てのものを神格化してきた。
それにより数多の戦に勝った実績があるから、GHQとしては看過できなかったのかも知れないね。」
《???》
天「最後に紹介するのは、この記事の公開をマジで一ヶ月遅らせた漢字。
一先ずこの漢字を見てくれ。」

天「スマホやパソコンでも変換出来ないこの漢字、二人とも読めるかな?」
ツ「いや…見たこと無いですね。中国語ですか?」
ラ「詳しくは分かりませんが、確か『そしじ』だったと記憶しています。」
天「その通りだ。この字は《そしじ》と読み、人間の存在意義や役割、愛、調和を表すとされている。
古くは日本書紀や古事記なんかでも使われ日本語の中で最も強い言靈を持つと言われていて、神事において重要視されていた時期もあり、この漢字を消すために他の漢字も消したんじゃないか?と言われているんだ。」
ツ「そんなに由緒ある漢字なんですか。」
天「そこで僕はこの一ヶ月…漢和辞典、百科事典、古文書等を読み漁った。
国会図書館にも行って調べた結果…どこにも載っていなかった。
勿論日本書紀や古事記にもそんな記述は無かったよ。」
ツ「つまりデマだったと?」
天「いや、そうとも限らない。日本は江戸時代の寺子屋教育により、多くの漢字が生み出されてきた。
読みやすさや語呂を優先し、文書に一度しか登場しない漢字も沢山ある。
だから「そしじ」もまた、一時的に誰かが作り出したものが間違えた形で伝わったのかも知れないね」
ツ「複雑な事情があるんですね…」
天「さてさて、今回はここまで!」
天&ツ&ラ「「「それでは皆さん!!」」」
いずれまた、赤い夢の世界で…