番外編 最悪の未来
これは本編とは異なる世界線の話ズガガガーーーン!!!リバーン『…!』リバーンは罪のない人を襲った強盗団に銃弾を噛まし、殺害した。リバーン『俺は何て事を…』リバーンは我を失ってその場を去った後、人気のない場所に移っていた。リバーン『お、俺は…』その時だった。*『フフフ、やっと見つけたぞ。心に大きな闇を抱える者を!どれ…』ヒュン!霊の姿をした何かがリバーンの体に入り込んだ。リバーンの体内にて*『お、おおおおお!ついに、適合した!私はこの時を…ずっと待っていた!!だが、体に入っただけでは足りぬ…』場面はリバーンに戻り…リバーン『俺はこれからどうすれば…』リバーンが考え込んでいると…*「これからもっと強くなればいい。そして、力で全てを支配しろ…掌握しろ!!」リバーン『何だ!?誰だ!?』*「今のお前には闇が足りぬ。これでは宇宙の平和とやらも守れぬ」リバーン『闇…いや、俺は!』*「お前の記憶を見させてもらった。お前…人を殺したんだろ?」リバーン『だ、黙れ!』*「だが、それをした事で、お前は恩師との約束を破り、どう顔を合わせればいいか分からず迷走している」リバーン『黙れと言ってるだろ!どこだ!?貴様も撃ってやろうか!』*「なーに、悪い事じゃない。恥じる事じゃないさ。何せお前のやった事は正しい事なのだからな」リバーン『正しい事な訳ないだろ…。人を殺めてしまったのだから…』*「だが、それが将来に繋がったらどうする?」リバーン『は…?』*「見せてやろう」・ ・ ・ ・ ・ ・ ・グサッ!バタッ!リバーンの脳内にはラーンの戦士が次々と倒れていく様子が映っていた。そして、その中には…セレネー『きゃあああああ』リバーン『セ、セレネー!!!』・ ・ ・ ・ ・ ・ ・リバーン『おい、今のは何だ!?』*「これは将来訪れる事が確定している未来だ。惑星ラーンだったか?その星の住民…正確にはお前の仲間は惨殺される未来を迎える」リバーン『く、くだらん!お前が何者か分からんが、そうやって騙そうとしたって無駄だぞ?』*「嘘なんかじゃない。私は未来の出来事を少しだけ見る事ができてな。この未来は確定した事だ」リバーン『で、それを易々と信じろと?くだらん!!』*「少々頑固なようだな。ならば、もう少し未来を見せてやろう」謎の人物は再びリバーンに未来を共有した。これはリバーンが訪れた場所で、人々を助ける姿。…が、強盗が襲った村のように、人々が命を落としていってる様子のモノだった。*「この出来事はこれから間もなく起きる事になる。自分の足で確かめてみるがいい」リバーン『…』それからリバーンはその村に足を運んだ。そして、一旦は正常心を取り戻し、再びボランティア活動を再開した。ところが…リバーン『う、嘘だろ…』ある日、リバーンが少し外した時だった。村は魔物に襲われ、村人たちは命を落としていたのだ。そう…謎の男が見せた未来予知と一致したのだ…。リバーン『こ、こんなのまぐれだ!』*「ならもう少し見せてやろうぞ。お前が平和活動を行い続けた結果というのをな」ここで謎の男は再び未来の出来事を見せる。その映像には村を救えたものもあれば、救えなかったものもあった。いずれにせよ、1つ言えるのは、全部謎の男が予知した未来と全く同じ結末になったという事。リバーン『そ、そんな…』*「もうそろそろ私を信じる気になったか?」リバーン『いや、お、俺は…』*「意地を張るのは構わんが、全て事実として起きている」リバーン『おい…』*「ん?」リバーン『ラーンの住民が命を落とすのは、いつ起きる事なんだ…?』*「さあな、そこまでは分からん。ただ、刻一刻と迫っている…とだけ伝えておく」リバーン『じゃ、じゃあ…今すぐにもラーンに帰る!!』*「無駄だ」リバーン『なに…?』*「ラーンに帰ってもこの結末からは逃れられん。お前の仲間に加え、お前も命を落とすだけだ」そう言うと、謎の男はリバーンがラーンに帰った場合の未来予知も見せた。リバーン『う…うわああああ』残酷な未来に頭を抱えるリバーン。*「まあ、落ち着くがいい。お前の仲間が命を落とすというのは、あくまでお前が今のままでいった場合の話だ」*「例えば、お前が悪の道に進んだ場合…未来はこう変わる」謎の男は再び未来を見せる。その未来はラーンで平和に暮らす仲間達の姿があった。リバーン『何で俺が悪の道に進んだら、仲間達は助かるんだよ…?』*「決まっておろう。お前が強くなる事で、悪の脅威を払いのける事ができるからだ。悪が悪を潰す…それだけだ」リバーン『じゃあ俺は…』*「人を殺めた時点でお前が後戻りするという選択などないんだよ」リバーン『いや、で、でも…』*「お前が一番愛する人が死んでもいいのか?」リバーン『!!!』この時、リバーンはセレネーを思い浮かべた。リバーン『ダ、ダメに決まってるだろ!!あの人だけは絶対に…』*「リバーンよ、この宇宙は残酷なもんだ。結局は力が制す。甘さは弱く、それは大事なモノを失う悲劇にも繋がる」*「だから、お前が全てを終わらせるのだ。最強の悪となり、お前の愛する人の脅威を打ちのけろ!」リバーン『・・・』リバーン(言われた通りだ。最悪な結末を迎えた場所は、いずれも俺の力が不足していたから…)リバーン(これ以上悲劇を生むというのなら…)リバーン『俺が最強の悪魔になる…!!』ゴゴゴ…!!!リバーンから邪悪な気が放出された。*「おおお、いいじゃないか!そうだ、それでいい!リバーンよ、もっと悪の力を増幅させろ!!そして、大事なモノを守るんだ!!」リバーン『セレネー…俺は絶対あんたを死なせはしない…!』こうして、悪の戦士…リバーンは誕生した。*(フフフ、単純な奴で助かったわい。ラーンの連中が死ぬ未来は必ず起きる…が、その後蘇るという結末でもある)謎の男が言うのは事実だ。彼が言うのはヴォルガックファミリーならびにゼノンの刺客の襲来を指しており、この時実際にラーンの住民達は命を落とした。…が、ヘヴンナギの能力によって蘇生させられている。謎の男はリバーンが悪の道に進んだ事で、ラーンの住民達が死なない未来を見せたが、これはヘヴンナギによって蘇生させられた後の事を指す。つまり、謎の男は未来の一部を切り取り、リバーンを上手く騙したという事になる。正義だろうが悪だろうが未来に影響はない。この男はリバーンを悪の道に進ませるのが目的なようだ。*(闇の力を増幅し、私がそれを吸い続ければ…一度失った肉体を再び取り戻す事ができる。リバーンよ、それまで私のために働いてくれよ)*(ククク…クハハハハハ!!!)場面は替わり…セアラ『アレン君、あれから奴は見つかったの…?』アレン『それが見つからないんだ…。あの時、確かに気を感じたんだが、すぐに息を潜めるように消えやがった…』アレン(後、僅かにタイミングが早ければ、捕えられたかもしれないってのに…)アレン『奴をあのまま野放しにしたら危険だ。竜神の種族の裏切り者…ドラコゴースト…』謎の男…その名はドラコゴースト。アレンやセアラと同じ竜神の種族なようだが、一体どういう関係なのだろうか…?さらに場面は替わりセレネー『失礼するわ』サヤカ『あなたはジニアス四天王のセレネー。何の用かしら?』セレネー『リバーンの事よ。よくない噂を耳にしたわ』サヤカ『さすが惑星ラーン…情報を入手するのが早いようね』セレネー『リバーンの捜索…私も加えて!』サヤカ『ダメよ。これは私達ゼノン幹部が担当している案件なんだから』セレネー『それが何なの!?私はあの子が心配なの!』ツキト『まあ、落ち着いて…。君の気持ちも分かるが、この案件はそう単純なものじゃないんだ』セレネー『どういう事?』ツキト『何でも別次元の宇宙も絡んでいるようでね。下手に動きすぎて連中にバレるのは避けたいんだ』セレネー『で、でも…!』ツキト『これはリン王丸様からの任務でもある。神の命に背くようなら、君の立場にも影響するよ?』セレネー『うぅ…』歯がゆい思いをするセレネー…。闇堕ちしたリバーンの結末は…?これが分かるのはしばらく先の事である。終わり