ダニエルは長年大工だったが、心臓病を患い、働けなくなった。給付金を受け取るために役所みたいな所に通っている時、引っ越して来たばかりの貧しい母子と出会う。

役所の融通のきかない職員を非難したり、母子のボロボロの貸家を得意の大工仕事で修理してやったり、食料の配給所に付き合ったり。
何でもパソコンという風潮にイラッとしたり、役所の対応の悪さに舌打ちしたり。

いろいろエピソードがあり・・・


心臓発作で亡くなってしまうのだが、遺書のようなメモを持っていた。
   
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わたしはダニエル・ブレイク。

怠け者でもたかり屋でもない。
きちんと税金をはらってきて、それを誇りに思っている。
地位の高い人には媚びないが、隣人には手を貸す。

施しはいらない。

当たり前の権利を要求する。
一市民であり、それ以上でもそれ以下でもない。


社会の構造の問題だろうが、長年一生懸命働いて来た市民に、あまりにも失礼な仕打ちだ。

善良な働き者の市民に、優しい行政を望みます。